忠実な会員は皆,神権の儀式を通して豊かに注がれる祝福によって,平等に祝福を受けるのです。
カートランド神殿で,それまでにまだ授けられていなかった神権のがすべて回復されたとき,主はこのように言われました。「これはわたしの民のに注がれる祝福の初めである。」1 わたしは,神の神権を通してわたしたち一人一人に豊かに注がれる祝福に感謝しています。神権の力により,この世界と,すべての人を含む万物が創造されました。人が何者であるか,また以前はどのような状態であったかという点に,神権は深いかかわりを持っています。2 神の息子,娘として,わたしたちには独自の責任と役割があり,神権の祝福を通して,皆,対等のパートナーや,,祝福を授けられます。
昨年の秋,いちばん上の孫娘がバプテスマを受け,教会員として確認されました。この孫が聖霊の賜物を受けると,この子のいちばん下の妹が祝福を受けて命名されました。翌月にも,生まれたばかりの孫娘がもう一人命名され,祝福を受けました。それ以来わたしは,神の神権が回復されたおかげでこの幼い孫娘たちが享受できる特権について,しばしば深く考えるようになりました。
孫たちが大きくなるにつれて,神権が自分の生活と常に深くかかわっていると理解を深めてほしいと望んでいます。「男性にも女性にも同じように与えられ」3ている神権の祝福は,生活のあらゆる面に深くかかわっているのです。一人一人が神聖な儀式により祝福され,神権のおかげで霊的な賜物という祝福を享受できるのです。
主の教会の忠実な会員は皆,神権の儀式により平等に祝福されています。子供が人生で最初に受ける儀式4は普通,赤ちゃんのときに受ける命名と祝福です。責任を負う年齢に達すると,バプテスマを受けます。けれども性別によって独自の儀式を受けることはありません。同じバプテスマフォントで,男の子にも女の子にも同じ儀式が執行されます。確認を受けて聖霊を授けられると,同じ力が各自に与えられます。その聖なる力の助けを受ける資格は,本人の忠実さによるものであり,そのほかの方法はありません。
教会員としてわたしたちは,にあずかるとき,主の前に平等です。イエス・キリストを信じるわたしたちの信仰と,聖餐の儀式によって可能になる主のいの力を通して,わたしたちは皆,悔い改め,向上できます。
わたしたちは皆,病気のときや,生活の中で主の特別な助けが必要なとき,神権の祝福にあずかる平等な特権に浴しています。祝福師の祝福を受けたいと望む若い女性は,同年代の若い男性と同じように,自分の血統と潜在的な能力を知る権利があります。アブラハムを通して男女ともに与えられる祝福は力強く,重要なものです。
すべての若い男性と女性が「先祖たちが受けていたものと同じ祝福を受け……神権の最高の祝福にあずかる権利が授けられる」5ように,神殿へ参入する準備をするよう,わたしたちは教えています。数か月前,めいが神殿で自身のエンダウメントを受けたとき,歓声を上げて言いました。「やっと果たせたわ。これまでずっと神殿に入る準備をするように教えられてきたけど,ついに果たしたのよ。」
進んで主に仕える意志と神殿の推薦状を受ける資格のある男女は皆,従順と犠牲の聖約を交わします。皆,高い所から力を授かるのです。6
伝道の召しを受ける男女は皆,主の業を行うように任命され,キリストの福音をべ伝える権能を与えられます。
神殿結婚の聖約により完全なパートナーとなる男女は,忠実であるならば,その聖約の祝福を平等に受けることができます。7 彼らの聖約はこの世の後にも効力があり,ともに権威と昇栄を約束されると主は言われています。8
エズラ・タフト・ベンソン大管長はこのように述べています。「子供たちは,主に従い,自分の祝福を受け,結婚の聖約を交わすために神殿に参入するとき,神が時の初めに父祖アダムに定められたと同じ『神権の位』に入るのです。」9
ある家族を訪問したとき,神権の祝福の力を目にしました。年若い父親が亡くなって寝かされ,その周りには母親と美しい娘たちがいました。部屋の四方の壁にはそれぞれ,家族や神殿の写真が少なくとも1枚は飾ってあります。母親はこう言って,家族が受けた祝福についてしました。「わたしたちは聖約によって力を受け,守られています。わたしたちの家族は永遠に続きます。主が見守ってくださいます。孤独ではありません。」忠実な会員は皆,神権の儀式を通して豊かに注がれる祝福によって,平等に祝福を受けるのです。
神権が回復されたおかげで,人は皆,霊的な賜物の祝福も平等にあずかっています。わたしたちが益を受け,10互いに助け合うように,主は霊的な賜物を授けてくださっています。11
モロナイはこのように述べています。「これらの賜物の与えられ方は様々であるが,すべての人の中ですべての働きをされるのは同じ神である。これらの賜物は人を益するために,神のの現れによって人に授けられるのである。
見よ,ある人には神の御霊によって,知恵の言葉を教える賜物が授けられ,
ある人には同じ御霊によって,知識の言葉を教える賜物,
ある人には非常に深い信仰,ある人には同じ御霊によってしの賜物……が授けられる。」12
わたしはスペイン語を習い,また(子供のときに覚えた)ポルトガル語を思い出そうとしてきました。そしてこのような言葉を使うときには主の助けを祈り求めて,助けを感じてきました。また,教会の指導者や宣教師たちがわずかしか学んでいない言葉で力強い証をするのを聞くことがあります。信じる霊という霊的な賜物を与えられている人も知っています。福音を聞くと,心の中で福音が真実であると悟るのです。知恵の賜物や,義にかなった方法で知識を使う力を与えられた人もいます。奇跡を行う力のある人,癒しや偉大な識別の賜物を持つ人もいます。13
わたしは子供のころ,重い病気によくかかりました。父は自分が受けている神権の力を,わたしを祝福するためにいつも進んで使い,またそうするためのふさわしさを備えていました。でも,わたしが癒されたのは,母の特別な賜物のおかげでもあると感じていました。わたしの必要にこたえ,回復を助ける力を,母はほんとうに授かっていました。治療について答えを受けるように主が導いてくださるという母の深い信仰は,わたしに平安を与えてくれました。愛情を込めて霊的な賜物を使う両親を持ったわたしは,何と恵まれていたことでしょう。
ウィルフォード・ウッドラフ大管長はこのように述べています。「神の御霊である預言の霊を享受することは,この王国におけるすべての男女の特権です。それにより,忠実な者は,慰めを受けるのに必要な事柄を示され,日々の務めが果たせるように導かれるのです。」14
どのような職であれ,主の教会で奉仕する職に任命された人はすべて,神権の祝福により,「その職に関連した権能と責任,祝福」15 を受けることができます。
霊的な賜物は数多く,様々であり,わたしたちが適切に求め使うときに授けられます。生活のあらゆる面で深くかかわっている聖霊の力によって,賜物を享受するのです。16
神権の祝福を通して,主は御自身が「人を偏り見ない者」17であることを示しておられます。各地を旅行すると,わたしは普通,会員の家を訪問します。とても質素な家に住む家族もあります。最初わたしはこう自問していました。「この家族は家の近くに水もないのに,なぜわたしばかりが電気や水道のある家に住んでいるのかしら。主は彼らを等しく愛してはおられないのかしら。」
そしてある日,神殿でわたしは簡素な造りの家に住む姉妹の隣に座っていました。彼女のそばで過ごした2時間,彼女の美しい目の中に主の愛を見ました。神殿の奉仕を終えた後,わたしは心が強く打たれ,悟ることができました。永遠の祝福,最も重要な特権と機会において,わたしたちは平等なのだと。わたしは「悔い改めのためのバプテスマ」18を受けました。彼女もそうです。わたしは霊的な賜物を頂きました。彼女もそうです。わたしは悔い改める機会を頂きました。彼女もそうです。わたしは聖霊を授かりました。彼女もそうです。わたしは神殿で儀式を受けました。彼女もそうです。わたしたち二人がこの世を一緒に離れるとしたら,平等に祝福と力を受けて主の前に着くことになるでしょう。
神権の祝福にあっては,わたしたちは皆,平等です。年齢や性別,配偶者の有無を問わず,また財産や知識,名声のあるなしにかかわりなく,平等に与えられるのです。
神の無限の公正さと愛を通して,すべての男女が神権の儀式と霊的な賜物によって,対等のパートナーや賜物,祝福,可能性を与えられていることに感謝します。生活のあらゆる面に深くかかわっている神権のおかげで,この世の務めを果たし,天の家へ戻るために必要なあらゆる力と聖約が,わたしたちの頭に注がれています。イエス・キリストのにより,アーメン。
注
1.教義と聖約110:10
2.教義と聖約88:36-45;アブラハム3章参照
3.ダリン・H・オークス「家庭と教会における神権の権能」『リアホナ』2005年11月号,26
4.「神権の儀式と祝福」『家族』(31180 300)18参照
5.エズラ・タフト・ベンソン「神殿について子供たちに教える」『聖徒の道』1986年4月号,6
6.教義と聖約95:8参照
7.教義と聖約131:1-2参照
8.教義と聖約132:19-20参照
9.エズラ・タフト・ベンソン「神殿について子供たちに教える」『聖徒の道』1986年4月号,6
10.教義と聖約46:26参照
11.教義と聖約46:12参照
12.モロナイ10:8-11,16
13.教義と聖約46:10-26参照
14.Deseret News,1862年7月30日付,33
15.ボイド・K・パッカー「すべての長老,そしてすべての女性が知っておくべきこと―― 神権政体の原則に関する手引き」『聖徒の道』1994年11月号,20
16.モロナイ10;7-17参照
17.教義と聖約38:16
18.アルマ9:27