モーセ(しょ)抜粋(ばっすい))​

第​6​章​

(千八百三十​(ねん)​十一(がつ)―十二(がつ)

アダム​の​()(そん)(おぼ)え​の​(しょ)​を​(しる)す。アダム​の​()​に​かなった​()(そん)()(あらた)め​を​()べ​(つた)える。(かみ)​は​エノク​に​()()(しん)​を​(あらわ)される。エノク、(ふく)(いん)​を​()べ​(つた)える。(すく)い​の​(けい)(かく)​が​アダム​に​(あき)らか​に​される。アダム、バプテスマ​と​(しん)(けん)​を​()ける。

  アダム​は​(かみ)​の​(こえ)​に​()き​(したが)い、(むす)()​たち​に​()(あらた)める​よう​に​()びかけた。

  アダム​は​また​その​(つま)​を​()り、彼女(かのじょ)​は​(おとこ)()​を​()んだ。そして、アダム​は​その​()​を​​セツ​と​()()けた。アダム​は​(かみ)​の​()​を​たたえて​()った。「(かみ)​は、カイン​が​(ころ)した​アベル​の​()わり​に、(ひと)()​の​()​を​わたし​に​(さず)けて​くださった。」

  (かみ)​は​セツ​に​()()(しん)​を​(あらわ)され、セツ​は​(そむ)く​こと​なく、(あに)​アベル​の​よう​に​()()れられる​​()(せい)​を​ささげた。また、セツ​に​も​(おとこ)()​が​()まれ、(かれ)​は​その​()​を​エノス​と​()()けた。

  その​とき、これら​の​(ひと)​は​(しゅ)​の​()​を​​()び​(はじ)め、(しゅ)​は​(かれ)ら​を​(しゅく)(ふく)​された。

  また、​(おぼ)え​の​(しょ)​が​(しる)され、アダム​の​(こと)()​で​()(ろく)​された。(かみ)​に​()び​(もと)めた​すべて​の​(もの)​は、​霊感(れいかん)​の​(れい)​に​よって​()く​こと​を​(ゆる)された。

  そして、(かれ)ら​に​よって​その​()(ども)​たち​は​()()き​を​(おし)えられ、その​(こと)()​は​(きよ)らか​で​(けが)れ​の​ない​もの​で​あった。

  さて、(はじ)め​に​あった​この​​(しん)(けん)​は、()​の​()わり​に​も​ある​で​あろう。

  この​()(げん)​を、アダム​は​​聖霊(せいれい)​に​(かん)じる​まま​に​(かた)った。そして、​(かみ)​の​()​たち​に​ついて​一つ​の​​(けい)()​が​(しる)された。これ​は​アダム​の​歴代(れきだい)​の​(しょ)​で、(つぎ)​の​とおり​で​あった。すなわち、(かみ)​は​(ひと)​を​(そう)(ぞう)​された​()​に、(かみ)​に​かたどって​(ひと)​を​(つく)られた。

  (かみ)​は​​(かれ)ら​を、()()(ぶん)​の​(からだ)​の​​(かたち)​に、(おとこ)​と​(おんな)​に​(そう)(ぞう)​された。(かれ)ら​が​(そう)(ぞう)​されて、(かみ)​の​​(あし)(だい)​の​(うえ)​の​()​で​​()ける​もの​と​なった​()​に、(かみ)​は​(かれ)ら​を​(しゅく)(ふく)​して、(かれ)ら​を​アダム​と​​()()けられた。

  10 アダム​は​百三十​(さい)​に​なって、()(ぶん)​に​かたどり、()(ぶん)​の​​(かたち)​の​よう​な​(おとこ)()​を​もうけ、その​()​を​セツ​と​()()けた。

  11  アダム​が​セツ​を​もうけた​(のち)()きた​(とし)​は​八百​(ねん)​で​あって、(かれ)​は​(おお)く​の​(むす)()(むすめ)​たち​を​もうけた。

  12  アダム​の​()きた​(とし)​は​()わせて​九百三十​(さい)​で​あった。そして、(かれ)​は​()んだ。

  13  セツ​は​百五​(さい)​に​なって、エノス​を​もうけた。セツ​は​一生(いっしょう)​の​(あいだ)()(げん)​し、(むす)()​エノス​に​(しゅ)​の​(みち)​を​(おし)えた​ので、エノス​も​また​()(げん)​した。

  14  セツ​は​エノス​を​もうけた​(のち)、八百七​(ねん)()きて、(おお)く​の​(むす)()(むすめ)​たち​を​もうけた。

  15  (ひと)​の​()ら​は​()​の​全面(ぜんめん)​に​()(じょう)​に​(おお)(ぜい)​いた。その​()(だい)​に、サタン​は​人々(ひとびと)​の​(なか)​で​(おお)きな​​(ちから)​を​()ち、(かれ)ら​の​(こころ)​の​(なか)​で​()れ​(くる)った。そして、その​とき​から​(せん)(そう)​と​(りゅう)(けつ)​が​()こった。また、​()(みつ)​の​(わざ)​の​ため​に、(ひと)​は​(けん)(りょく)​を​(もと)めて、()(ぶん)​の​(きょう)(だい)​に​()​を​(くだ)して​(ころ)した。

  16  セツ​の​(とし)​は​()わせて​九百十二​(さい)​で​あった。そして、(かれ)​は​()んだ。

  17  エノス​は​九十​(さい)​に​なって、​カイナン​を​もうけた。エノス​と​(かみ)​の​(たみ)​の​(のこ)り​の​(もの)​は、シュロン​と​()ばれた​()​を​()て、(かれ)​が​カイナン​と​()()けた​()(ぶん)​の​(むす)()​に​ちなんで​()んだ​(やく)(そく)​の​()​に​()んだ。

  18  エノス​は​カイナン​を​もうけた​(のち)、八百十五​(ねん)()きて、(おお)く​の​(むす)()(むすめ)​たち​を​もうけた。エノス​の​(とし)​は​()わせて​九百五​(さい)​で​あった。そして、(かれ)​は​()んだ。

  19  カイナン​は​七十​(さい)​に​なって、マハラレル​を​もうけた。カイナン​は​マハラレル​を​もうけた​(のち)、八百四十​(ねん)()きて、(むす)()(むすめ)​たち​を​もうけた。カイナン​の​(とし)​は​()わせて​九百十​(さい)​で​あった。そして、(かれ)​は​()んだ。

  20  マハラレル​は​六十五​(さい)​に​なって、ヤレド​を​もうけた。マハラレル​は​ヤレド​を​もうけた​(のち)、八百三十​(ねん)()きて、(むす)()(むすめ)​たち​を​もうけた。マハラレル​の​(とし)​は​()わせて​八百九十五​(さい)​で​あった。そして、(かれ)​は​()んだ。

  21  ヤレド​は​百六十二​(さい)​に​なって、​エノク​を​もうけた。ヤレド​は​エノク​を​もうけた​(のち)、八百​(ねん)()きて、(むす)()(むすめ)​たち​を​もうけた。ヤレド​は​エノク​に​(かみ)​の​(みち)​を​すべて​(おし)えた。

  22  これ​が​アダム​の​()(そん)​の​(けい)()​で​ある。アダム​は​​(かみ)​の​()​で​あり、(かみ)​は​(みずか)ら​(かれ)​と​(かた)られた。

  23  (かれ)ら​は​()​を​​()く​(もの)​で​あって、(かた)り、​()(げん)​し、どこ​に​いる​(ひと)​で​も​すべて​の​(ひと)​に​​()(あらた)める​よう​に​()びかけた。そして、(ひと)​の​()ら​に​​(しん)(こう)​が​(おし)えられた。

  24  さて、ヤレド​の​(とし)​は​()わせて​九百六十二​(さい)​で​あった。そして、(かれ)​は​()んだ。

  25  エノク​は​六十五​(さい)​に​なって、​メトセラ​を​もうけた。

  26  そして、エノク​は​()​の​(うえ)​を​()き、(たみ)​の​(なか)​を​(たび)​を​した。(かれ)​が​(たび)​を​して​いる​と、(かみ)​の​()(たま)​が​(てん)​から​(くだ)り、(かれ)​の​うえ​に​とどまった。

  27  そして、(かれ)​は​(てん)​から​(こえ)​が​()げられる​の​を​()いた。「わたし​の​()​エノク​よ、この​(たみ)​に​()(げん)​し、(かれ)ら​に​()い​なさい。『()(あらた)め​なさい。(しゅ)​は​(つぎ)​の​よう​に​()われる​から​です。「わたし​は​この​(たみ)​の​こと​を​​(いか)って​おり、わたし​の​(はげ)しい​(いか)り​は​(かれ)ら​に​()かって​()えて​いる。(かれ)ら​の​(こころ)​は​かたくな​に​なり、その​​(みみ)​は​()こえ​にくく、その​()​は​(とお)く​を​​()る​こと​が​できない。

  28  わたし​が​(かれ)ら​を​(つく)った​()()(らい)(おお)く​の​()(だい)​に​わたって、(かれ)ら​は​​(まよ)い、わたし​を​()(てい)​し、(やみ)​の​(なか)​で​()(ぶん)​の​()()​を​(もと)め、(かれ)ら​の​()まわしい​(おこな)い​の​(なか)​で​(さつ)(じん)​を​(くわだ)て、わたし​が​(かれ)ら​の​(せん)()​アダム​に​(あた)えた​(いまし)め​を​(まも)って​こなかった。

  29  それゆえ、(かれ)ら​は​(いつわ)り​の​(ちか)い​を​()て、その​​(ちか)い​に​よって​(みずか)ら​に​()​を​(まね)いて​きた。(かれ)ら​が​()(あらた)め​なければ、わたし​は​(かれ)ら​の​ため​に​​()(ごく)​を​(よう)()​して​いる。

  30  これ​は、わたし​が​()​の​(はじ)め​に、わたし​()(しん)​の​(くち)​から、しかも​()​の​(はじ)め​から​(おく)()して​きた​(さだ)め​で​ある。そして、それ​が​将来(しょうらい)()​の​(なか)​に​(おく)()される​よう​に、あなた​の​(せん)()​で​ある​わたし​の​(しもべ)​たち​の​(くち)​を​(とお)して、わたし​は​それ​を​()​の​()て​まで​()(こく)​して​きた​の​で​ある」と。』」

  31  エノク​は​これら​の​()(こと)()​を​()いた​とき、(しゅ)​の​(まえ)​で​()​に​()し、(しゅ)​の​(まえ)​に​(かた)って​()った。「わたし​が​あなた​の​()​に​かなった​の​は​なぜ​でしょう​か。わたし​は​若者(わかもの)​に​すぎず、すべて​の​(ひと)​は​わたし​を​(にく)み​ます。わたし​は​​(くち)​の​(おも)い​(もの)​だから​です。どうして​わたし​は​あなた​の​(しもべ)​な​の​でしょう​か。」

  32  (しゅ)​は​エノク​に​()われた。「()って、わたし​が​あなた​に​(めい)じた​よう​に​(おこな)い​なさい。そう​すれ​ば、あなた​を​()し​(つらぬ)く​(もの)​は​だれ​も​いない​で​あろう。あなた​の​​(くち)​を​(ひら)き​なさい。そう​すれ​ば、それ​は​()たされる​で​あろう。わたし​は​あなた​に​(かた)る​(ちから)​を​(あた)えよう。すべて​の​(にく)​なる​もの​は​わたし​の​()​の​(うち)​に​ある​から​で​ある。そして、わたし​は​()(ぶん)​が​よい​と​(おも)う​まま​に​(おこな)おう。

  33  この​(たみ)​に、『あなたがた​は​今日(きょう)、あなたがた​を​(つく)られた​(しゅ)​なる​(かみ)​に​(つか)える​こと​を​​(えら)び​なさい』​と​()い​なさい。

  34  ()よ、わたし​の​()(たま)​が​あなた​の​うえ​に​ある​ので、あなた​の​すべて​の​(こと)()​を、わたし​は​(ただ)しい​と​する。​山々(やまやま)​は​あなた​の​(まえ)​から​()げ​()り、​(かわ)​は​その​(なが)れ​を​()える​で​あろう。あなた​は​わたし​に​つながって​いなさい。そう​すれ​ば、わたし​は​あなた​と​つながって​いよう。それゆえ、わたし​と​ともに​​(あゆ)み​なさい。」

  35  (しゅ)​は​エノク​に​(かた)って​()われた。「あなた​の​()​に​(どろ)​を​()り、それ​を​(あら)い​なさい。そう​すれ​ば、あなた​は​()る​で​あろう。」そこで、(かれ)​は​そう​した。

  36  そして、(かれ)​は​(かみ)​が​(つく)られた​​(れい)​たち​を​()た。(かれ)​は​また​​(にく)(たい)​の​()​に​()えない​もの​も​()た。それ​()(らい)、「(しゅ)​は​その​(たみ)​の​ため​に、(ひと)()​の​​(せい)(けん)(しゃ)​を​()てられた」と​いう​(こと)()​が​その​()​に​(ひろ)まった。

  37  さて、エノク​は​その​()​の​人々(ひとびと)​の​(なか)​に​()て​()き、もろもろ​の​(おか)​と​(たか)い​(ところ)​に​()って、大声(おおごえ)​で​(さけ)び、(かれ)ら​の​(おこな)い​を​()める​(あかし)​を​()べた。すると、すべて​の​(ひと)​が​(かれ)​に​​(はら)​を​()てた。

  38  (かれ)ら​は​(かれ)​の​(こと)()​を​()く​ため​に​(たか)い​(ところ)​に​()て​()て、(てん)(まく)​を​(まも)る​(もの)​たち​に​()った。「あなたがた​は​ここ​に​とどまって、(てん)(まく)​を​(まも)って​いなさい。その​(あいだ)​に、我々(われわれ)​は​あそこ​へ​()って​(せい)(けん)(しゃ)​を​()てくる。(かれ)​は​()(げん)​を​する。この​()​に​()わった​こと​が​ある。()(せい)​の​(おとこ)​が​我々(われわれ)​の​(なか)​に​やって​()た​の​だ。」

  39  さて、(かれ)​の​(こと)()​を​()いた​とき、(かれ)​に​()​を​()す​(もの)​は​だれ​(ひと)()​いなかった。(かれ)​の​(こと)()​を​()いた​すべて​の​(もの)​に、(おそ)れ​が​(およ)んだ​ため​で​ある。(かれ)​が​(かみ)​と​ともに​(あゆ)んだ​から​で​ある。

  40  (かれ)​の​もと​に、その​()​を​マヒヤ​と​いう​(ひと)()​の​(おとこ)​が​やって​()て​()った。「あなた​は​だれ​で、どこ​から​()た​の​か、はっきり​と​()って​ください。」

  41  そこで、(かれ)​は​(かれ)ら​に​()った。「(せん)()​の​()​で​あり、今日(こんにち)​まで​()​の​()​で​ある​カイナン​の​()​から​やって​()ました。わたし​の​(ちち)​は​わたし​に​(かみ)​の​(みち)​を​すべて​(おし)えて​くれ​ました。

  42  そして、カイナン​の​()​から​(ひがし)​の​(うみ)沿()い​に​(たび)​を​して​いた​とき、わたし​は​()(げん)​を​()​ました。まことに、(てん)​を​()​ました。そして、(しゅ)​は​わたし​と​(かた)り、わたし​に​(めい)​を​(くだ)され​ました。この​()(ゆう)​で、すなわち​その​(めい)​に​(したが)う​ため​に、わたし​は​これら​の​(こと)()​を​(かた)って​いる​の​です。」

  43  エノク​は​その​(はなし)​を​(つづ)けて​()った。「わたし​と​(かた)られた​(しゅ)​は、(てん)​の​(かみ)​です。わたし​の​(かみ)​で​あり、また​あなたがた​の​(かみ)​です。あなたがた​は​わたし​の​(きょう)(だい)​です。どうして​あなたがた​は​()(ぶん)​で​()(ぶん)​に​​(すす)め​を​して、(てん)​の​(かみ)​を​()(てい)​する​の​です​か。

  44  (かみ)​は​(てん)​を​(つく)られ、​()​は​(かみ)​の​​(あし)(だい)​で​あり、()​の​(もとい)​は​(かみ)​の​もの​です。まことに、(かみ)​は​それ​を​()えられ、()​の​(おもて)​に​(おお)(ぜい)​の​(ひと)​を​もたらされ​ました。

  45  ()​は​わたしたち​の​(せん)()​に​(およ)び​ました。それでも、わたしたち​は​(かれ)ら​を​()って​おり、()(てい)​する​こと​は​でき​ません。まことに、わたしたち​は​すべて​の​(なか)​の​(さい)(しょ)​の​(ひと)、アダム​さえ​も​()って​います。

  46  わたしたち​は、(かみ)​の​(ゆび)​に​よって​(しめ)された​()(ほん)に​(したが)って、わたしたち​の​(なか)​で​​(おぼ)え​の​(しょ)​を​(しる)して​きた​から​です。それ​は​わたしたち​の​(こと)()​で​()べられて​います。」

  47  エノク​が​(かみ)​の​(こと)()​を​(かた)る​と、(たみ)​は​おののき、(かれ)​の​(まえ)​に​()って​いる​こと​が​できなかった。

  48  エノク​は​(かれ)ら​に​()った。「アダム​が​​()(らく)​した​ので、わたしたち​は​(そん)(ざい)​して​います。そして、アダム​の​()(らく)​に​よって​​()​が​(しょう)じ、わたしたち​は​()(こう)​と​(わざわ)い​を​()ける​(もの)​と​されて​いる​の​です。

  49  まことに、サタン​は​(ひと)​の​()ら​の​(なか)​に​やって​()て、(かれ)​を​(おが)む​よう​に​​(ゆう)(わく)​します。そして、人々(ひとびと)​は​​(にく)(よく)​や​​官能(かんのう)​に​おぼれ、(あく)()​に​(したが)う​(もの)​と​なって、(かみ)​の​()(まえ)​から​​()()されて​います。

  50  しかし、(かみ)​は​わたしたち​の​(せん)()​に、すべて​の​(ひと)​が​()(あらた)め​なければ​ならない​こと​を​お​()らせ​に​なり​ました。

  51  (かみ)​は​()()(しん)​の​(こえ)​に​よって、わたしたち​の​(せん)()​アダム​に​()びかけて​()われ​ました。『わたし​は​(かみ)​で​ある。わたし​は​()(かい)​を​(つく)り、また​​人々(ひとびと)​を、(かれ)ら​が​(にく)(たい)​に​ある​​(まえ)​に​(つく)った。』

  52  (かみ)​は​また​(かれ)​に​()われ​ました。『あなた​が​わたし​に​(こころ)​を​()け、わたし​の​(こえ)​を​()き、そして​(しん)じ、あなた​の​すべて​の​(そむ)き​を​()(あらた)め、まことに​(みず)​の​(なか)​で、​(めぐ)み​と​(しん)()​に​()ちて​いる​(ひと)()、すなわち​​イエス・​キリスト​の​()​に​よって、すなわち​その​()​に​よって​(ひと)​の​()ら​に​​(すく)い​が​(およ)ぶ、(てん)()​に​(あた)えられる​唯一(ゆいいつ)​の​​()​に​よって​​バプテスマ​を​()ける​なら​ば、あなた​は​聖霊(せいれい)​の​賜物(たまもの)​を​()ける​で​あろう。すべて​の​もの​を​その​()​に​よって​(もと)めれば、(なん)でも​(もと)める​もの​は​あなた​に​(あた)えられる​で​あろう。』

  53  わたしたち​の​(せん)()​アダム​は、(しゅ)​に​(かた)って、『(ひと)​が​()(あらた)めて​(みず)​の​(なか)​で​バプテスマ​を​()け​なければ​ならない​の​は、なぜ​でしょう​か』​と​(たず)ね​ました。すると、(しゅ)​は​アダム​に、『()よ、わたし​は​エデン​の​(その)​で​の​あなた​の​(そむ)き​を​​(ゆる)した』​と​()われ​ました。

  54  この​こと​から、『(かみ)​の​​(おん)()​は​(さい)(しょ)​の​とが​を​​(あがな)われ、それ​に​よって​両親(りょうしん)​の​(つみ)​が​その​​()(ども)​たち​の​(こうべ)​に​()する​こと​は​あり()ない。(かれ)ら​は​()​の​(はじ)め​から​(つみ)​が​ない』​と​いう​(こと)()​が​人々(ひとびと)​の​(あいだ)​に​(ひろ)まり​ました。

  55  (しゅ)​は​アダム​に​(かた)って​()われ​ました。『あなた​の​()(ども)​たち​は​(つみ)​の​うち​に​宿(やど)される​ので、まことに​(かれ)ら​が​成長(せいちょう)​し​(はじ)める​と、(かれ)ら​の​(こころ)​の​(なか)​に​​(つみ)​が​宿(やど)る。そして、(かれ)ら​は​(ぜん)​を​(とうと)ぶ​こと​を​()る​ため​に、​(にが)さ​を​(あじ)わう​の​で​ある。

  56  そして、善悪(ぜんあく)​を​()る​こと​が​(かれ)ら​に​(ゆる)される。それゆえ、(かれ)ら​は​​(みずか)ら​選択(せんたく)​し​(こう)(どう)​する​(もの)​で​ある。そこで、わたし​は​あなた​に​(べつ)​の​(りっ)(ぽう)​と​(いまし)め​を​(あた)えた。

  57  それゆえ、あなた​の​()(ども)​たち​に​(つぎ)​の​こと​を​(おし)え​なさい。すなわち、どこ​に​いる​(ひと)​で​も​すべて​の​(ひと)​が、​()(あらた)め​なければ​ならない。そう​しなければ、(けっ)して​(かみ)​の​(おう)(こく)​を​()()ぐ​こと​は​できない。​(きよ)くない​(もの)​は​そこ​に​()む​こと​が​できない、すなわち、(かみ)​の​(まえ)​に​​()む​こと​が​できない​から​で​ある。アダム​の​(こと)()​で、​(せい)​なる​(ひと)​と​は​(かみ)​の​()​で​ある。また、(かみ)​の​(ひと)()​の​()​は、​(ひと)​の​()、すなわち​イエス・​キリスト​で​あり、(とき)​の​(ちゅう)(かん)​に​()る​()​に​かなった​​(さば)(ぬし)​で​ある。

  58  さて、わたし​は​あなた​に​(いまし)め​を​(あた)える。あなた​の​​()(ども)​たち​に​(つぎ)​の​こと​を​(そっ)(ちょく)​に​(おし)え​なさい。すなわち、

  59  (そむ)き​に​よって​()(らく)​が​(しょう)じ、その​()(らく)​が​()​を​もたらす。あなたがた​は​(みず)​と​()​と、わたし​が​(つく)った​​(れい)​と​に​よって​この()​に​()まれ、​ちり​から​()ける​もの​と​なった​ので、まことに​あなたがた​は、​(みず)​と​()(たま)​に​よって​(ふたた)び​(てん)​の​(おう)(こく)​に​​()まれ、()​に​よって、すなわち​わたし​の​(ひと)()​の​()​に​よって​(きよ)く​され​なければ​ならない。それ​は、あなたがた​が​すべて​の​(つみ)​から​(きよ)められ、この()​に​おいて​​永遠(えいえん)​の​(いのち)​の​(こと)()​を​​(きょう)(じゅ)​し、(きた)る​べき​()​に​おいて​永遠(えいえん)​の​(いのち)、すなわち​()()()(めつ)​の​​(えい)(こう)​を​(きょう)(じゅ)​する​ため​で​ある。

  60  それ​は、あなたがた​が​​(みず)​に​よって​(いまし)め​を​(まも)り、()(たま)​に​よって​​()​と​され、​()​に​よって​​(きよ)められる​から​で​ある。

  61  それゆえ、(てん)​の​()(ろく)、​(なぐさ)(ぬし)()()()(めつ)​の​(えい)(こう)​の​(へい)()​なる​こと、すべて​の​もの​の​(しん)()、すべて​の​もの​を​()かし​(かっ)()​づける​もの、すべて​の​こと​を​()って​おり、()()​と​(あわ)れみ​と​(しん)()​と​(こう)(せい)​と​(こう)(へい)​に​よって​(いっ)(さい)​の​(けん)()​を​()つ​もの​が​(さず)けられて、あなたがた​の​(うち)​に​とどまる。

  62  さて​()よ、わたし​は​あなた​に​()う。これ​が、(とき)​の​(ちゅう)(かん)​に​()る​わたし​の​​(ひと)()​の​()​に​よって​すべて​の​(ひと)​に​(あた)えられる​​(すく)い​の​(けい)(かく)​で​ある。

  63  ()よ、すべて​の​もの​に​は​それ​に​()た​もの​が​ある。すべて​の​もの​は、(げん)()​に​かかわる​もの​も​(れい)​に​かかわる​もの​も、わたし​の​こと​を​​(あかし)​する​ため​に​(そう)(ぞう)​され、(つく)られて​いる。すなわち、(うえ)​の​(てん)​に​ある​もの、()​の​(うえ)​に​ある​もの、()​の​(なか)​に​ある​もの、()​の​(した)​に​ある​もの、(うえ)​の​もの​も​(した)​の​もの​も、すべて​の​もの​が​わたし​の​こと​を​(あかし)​する​の​で​ある。』

  64  この​よう​に​(しゅ)​が​わたしたち​の​(せん)()​アダム​と​(かた)られた​とき、アダム​は​(しゅ)​に​(さけ)び​(もと)め​ました。すると、(かれ)​は​​(しゅ)​の​()(たま)​に​()れ​()られ、(みず)​の​(なか)​に​(はこ)ばれ、​(みず)​に​(しず)められ、そして​(みず)​から​()()され​ました。

  65  この​よう​に​して、(かれ)​は​バプテスマ​を​()け、(かみ)​の​()(たま)​が​(かれ)​に​(くだ)られ​ました。この​よう​に​して、(かれ)​は​()(たま)​に​よって​​()まれ、​(うち)​なる​(ひと)​に​おいて​()かされた​(もの)​と​なった​の​です。

  66  そして、(かれ)​は​(てん)​から​の​(こえ)​が​()げられる​の​を​()き​ました。『あなた​は​()​と​聖霊(せいれい)​に​よって​​バプテスマ​を​()けた。これ​は​(いま)​から​(のち)​とこしえ​に、(ちち)​と​()​の​​(あかし)​で​ある。

  67  あなた​は、永遠(えいえん)​から​永遠(えいえん)​に​わたって、()​の​(はじ)め​も​なく​(とし)​の​()わり​も​ない​(もの)​の​​(くらい)​に​(したが)う​(もの)​で​ある。

  68  ()よ、あなた​は​わたし​に​あって​​一つ​で​あり、(かみ)​の​()​で​ある。この​よう​に​して、すべて​の​(もの)​は​わたし​の​​()​と​なる​こと​が​できる​の​で​ある。アーメン。』」