年次補助組織訓練:若い女性


この訓練の第一部は,救い主の方法で学び,教えるうえで指針となる原則に関する,ホランド長老との話し合いです。話し合いを見て,そこで述べられている原則を自分のステークやワードの訓練にどう応用できるか考えてください。


ようこそ

 

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若い女性とその指導者が生活の中でさらによく学び,教えられるようともに努力する際,福音を学び,福音に従って生活し,福音を伝える方法について考えます。このことにより,聖約を交わし,守り,神殿の儀式を受ける備えをすることができます。


若い女性がさらに改心できるよう助けるために,「わたしに従ってきなさい」をどのように使えるでしょうか。

わたしたち中央会長会は,世界各地の若い女性のクラスを訪問してきました。皆さんがよく備えて『わたしに従ってきなさい―青少年のための学習リソース』を使ってくださっていることを嬉しく思っています。

この教科課程は,単なる新しいレッスン内容以上のものです。わたしたちが新しい方法で教えるための指導書です。『わたしに従ってきなさい』の概要の見出しは,改心のきっかけとなる規範を示しています:経験を分かち合う,一緒に学ぶ,そして学んだことに従って生活する。さらに効果的にこの規範に従うようお勧めします。

次のアウトラインを,ステーク指導者会や,新しく召されたワード若い女性会長会のためのオリエンテーション,ワード若い女性会長会の集会などに活用してください。この勧めを受け入れ,これらの原則についてさらに研究するならば,自分自身が『「わたしに従ってきなさい』から学ぶことができるでしょう。すなわち,よく分かち合い,発見し,実践することができるのです。


経験を分かち合う

十二使徒定員会会長のボイド・K・パッカー長老はこのように述べています。「ひとつの原則を述べたいと思います。証は実際に証をしていく中で見いだすものなのです。」(「主のともしび」『聖徒の道』1983年10月号,42)

まず,最近学んだ福音の原則を実践したときの経験を,指導者に述べてもらいます。例えば,最近受けた訓練「家庭と教会で学び,教える」に関連のある経験を述べてもらうとよいでしょう。

指導者が経験を話した後,『わたしに従ってきなさい』の若い女性のためのアウトラインはすべて「前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れたときの経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます」という指示で始まっていることに注目してもらいます。

  • クラスの冒頭で若い女性に経験や証を分かち合ってくれるように勧めたとき,どのような経験をしましたか。
  • 毎週このように勧めることで,若い女性が改心できるようにどのように役立つでしょうか。

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一緒に学ぶ

ベドナー長老はこのように述べています。「皆さんやわたしは,研究と信仰によって学問を求め,自ら選択し行動する者となるよう〔青少年〕を助けているでしょうか。……自ら学び,確固として動かずに立てるよう常に助けているでしょうか。」(「 目をさましてうむことがなく」『リアホナ』2010年5月号,43)

「ところで,​御​言葉​を​​説き​教える​こと​は​民​に​正しい​こと​を​​行わせる​の​に​大きな​効果​が​あり,……アルマ​は​この度​も​神​の​言葉​の​力​を​使う​の​が​望ましい​と​思った。」 (アルマ31:5

指導者を少人数のグループに分けます。それぞれのグループに以下の質問のいずれかを割り当てて,それについて考えながらビデオ「聖典を用いる」を見るように伝えます。

  • ビデオの中で描かれている救い主の模範からどのようなことを学べますか。
  • 教義を教えるために常に聖文を用いることはなぜ重要なのでしょうか。(2ニーファイ32:2-3参照)
  • ビデオに出てくる教師は,青少年が聖文から学ぶことができるよう,どのように助けましたか。
  • ビデオを見て,教室や生徒たちについて,学習に適した環境を作るためにどのような点が役立つことに気づきましたか。

ビデオを見終わったら,学んだことについてグループごとに話し合い,出た意見をほかのグループの指導者と分かち合ってもらいます。次に,以下の質問について話し合います:

  • 福音の原則について学ぼうと,一緒に熱心に取り組むとき,わたしたちはどのように強められるでしょうか。(教義と聖約88:122参照)
  • 一緒に学ぶことで,若い女性がさらに改心するうえでどのように役立つでしょうか。

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学んだことに従って生活する

ダリン・H・オークス長老はこのように教えています。「改心するとは,行うことであり,なることなのです。」(「「主の望まれる者となるというチャレンジ」『リアホナ』2001年1月号,41)

​「だから,自分​の​家​に​帰り,わたし​が​述べた​こと​を​​深く​考え​なさい。そして,理解​できる​よう​に,また​​明日​の​ため​に​心​が​​備えられる​よう​に,わたし​の​名​に​よって​父​に​願い​なさい。わたし​は​もう​一度​あなたがた​の​ところ​に​来る​で​あろう。」(3ニーファイ17:3

ビデオ「実践するよう勧める―目標を決める」を一緒に見ます。その後,次の質問をします。

  • 聖文の中には,改心の過程は心の中に生じる「大きな変化」であると記されています(モーサヤ5:2アルマ5:14参照)。分かち合い,学び,実践するというパターンは,若い女性がこの大きな変化を経験するうえでどのように役立つでしょうか。
  • 目標を達成し,次のレッスンで分かち合い,証する備えをするよう若い女性を励ますにはどうすればよいでしょうか。
  • 若い女性が学んでいることを実践できるよう助けるために,どのように両親に協力を求めることができるでしょうか。(指導者にこの質問に答えてもらう際,「家庭と教会で学び,教える」を参照するよう伝えるとよいでしょう。)

自分が学んでいることをどのように実践するか考えるよう,指導者に勧めてください。今日学んだことを一つ書き留め,次回教えるときに実践するように伝えます。それから,書いたことを発表してもらいます。

リソース

  • 青少年活動ウェブサイトを使って,教えられている内容をさらによく理解できるように助けるための活動を計画し,学んでいることを実践するよう若い女性に勧めてください。
  • 「成長するわたし」を用いて,若い女性が学んでいることを行動に移せるよう助けてください。

今後の訓練で用いるとよい質問のアイデア

担当する指導者と若い女性の必要についてよく祈りながら考えるようお勧めします。救い主の方法で学び,教えるための取り組みをどのように改善できるか考えてください。以下は,今後の訓練で用いるとよい質問のアイデアです:

  • 聖文を使ってもっと効果的に教えるにはどうすればよいでしょうか。
  • 教義についての意義深い話し合いに参加するよう若い女性を促すために,どのような質問をするとよいでしょうか。
  • 若い女性が福音の教義を自分の疑問や問題に関連付けて考えられるようにするには,どうすればよいでしょうか。
  • メディアを教室でもっと効果的に使うにはどうすればよいでしょうか。
  • 話し合い「家庭と教会で学び,教える」で勧められていたように,家庭における福音の学習を支援するにはどうすればよいでしょうか。

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