安息日を守れば神への信仰が深まる,と指導者が話す

提供者: サラ・ジェーン・ウィーバー,Church News編集補佐

  • 2016年1月20日

日曜の集会で賛美歌を歌うブラジル,マナウスの末日聖徒

最近のChurch News主催の懇談会で数人の中央幹部が,教会が最近安息日を守ることを強調しているのは,疑いと怖れの時代に生きる末日聖徒が天の御父と御子イエス・キリストに対する信仰を深めるためであると語った。

「安息日に重きを置くことは,信仰を増すことです」と七十人のアンソニー・D・パーキンズ長老は話した。

七十人のロバート・C・ゲイ長老,ボン・G・キーチ長老,ラリー・R・ローレンス長老,マーカス・B・ナッシュ長老,ブレント・H・ニールソン長老,アラン・F・パッカー長老,ケント・F・リチャーズ長老,スティーブン・E・スノー長老,キム・B・クラーク長老,そしてディーン・M・デイビースビショップも出席した。

これまでの8か月間,教会指導者は世界中の末日聖徒に,安息日をさらに守るように呼びかけてきた。

昨年4月,中央幹部,地域七十人,中央補助組織会長会により,安息日の礼拝と家庭での福音学習を改善することについての訓練が行われた。そしてその訓練は一年を通じて地元の会衆にも届けられた。

教会指導者は,今こそ家庭と教会の集会の両方で安息日を守ることに焦点を当てるべき時だと強調した。

安息日の礼拝と家庭での福音学習を改善するための訓練は,昨年4月に始められた。

フィリピンの教会の集会に出席する末日聖徒

「今,築かなければならない信仰があります。それは将来必ず必要となるものです」とナッシュ長老は話した。

「わたしたちは皆,さらなる信仰が必要です」とキム・B・クラーク長老は言う。「幹部の兄弟たちは将来を見据えており,これから起こることが分かっています。」

安息日を守ることは,単にプログラム化された取り組みではありません,とローレンス長老。「これは福音の中心的な原則であり,永遠に続く聖約です。」

クラーク長老は,安息日を守ることは末日聖徒を神殿へと導き,大切な祝福を受けるにふさわしくなるため,重要であると語った。

「皆さんは主にあって喜びを得,主の家に行き,アブラハムの聖約の祝福を受けるでしょう。」

教会員は,人々に真理を教え,それを守れるように招き,約束された祝福を分かち合うことで,安息日をさらによく守るよう人々を招くことができる。

これらの祝福は全ての人々にとって意義深いことだ,とデイビースビショップは話した。

パーキンス長老は,安息日を守るという原則が信仰を強めていることを人々は理解していると語った。

「わたしたちは,するべきこととしてはいけないことのリストを与えているわけではありません。『皆さんには,選択の自由と聖霊の賜物があります』と言っているのです。……それが信仰を築くのです。」

キーチ長老は,青少年と安息日の大切さについて話したのは楽しかったと語った。どのように家庭で安息日に喜びを得られるかと聞かれると,青少年はすぐに,家族で過ごしたり,意義のある方法で他の人に手を差し伸べたり,奉仕を行うことを挙げた。

ゲイ長老は,会員は基本に立ち返って,日曜日の時間の使い方について祈って探し求める必要があると話した。

ナッシュ長老は「安息日が神へのささげ物であり,しるしであると考えたらどうでしょうか」と問いかけた。「特に安息日の選択のガイドとして,悲しむ者とともに悲しみ,慰めのいる者を慰めるというバプテスマの聖約を吟味するとしたらどうでしょうか。」

「わたしたちは,自立,選択,自由意志を行使するということに対する会員の理解を変えようとしているのです」とリチャーズ長老。「リストを与えているわけではありません。わたしたちは具体的にするべきことやしてはいけないことについては言っていません。」

教会指導者は世界中の家族に向けて,安息日を守ることに焦点を当てるよう勧告した。写真/アラン・ギビー

デイビースビショップは,日曜日に会員が命じられている安息日の要素は,たった一つ,主の家に行って「供え物をささげる」ことだけであり,

聖餐を受けることは日曜日の礼拝の不可欠な部分であると語った。

「聖餐に焦点を当てないなら十分ではありません。救い主とイエス・キリストの贖いに焦点を当てることを考えてください。」

パッカー長老は,日曜日に会員がすることは次の週に影響を与えるようだと述べた。安息日を守ることは,次の週の安息日にも備える種となる。

ニールソン長老は,サモアやトンガのような国々に大きな祝福がもたらされたと話した。そこでは末日聖徒だけではなく全ての人が安息日を守っている。

「これは義にかなった家族を築く土台です。」

キーチ長老は,『聖書辞典』(the Bible Dictionary)を引用して,週に一度の聖日があることは国家にとって非常に大切な守りであると語った。

「安息日を守ることで信仰を築くという焦点は,神により明らかにされた原則が社会の中で重要な役割を果たすこと,そして天の御父が備えて下さった原則に従うことにより平安と信仰の祝福がもたらされることを世界に証しています。」

教会は引き続き,これについて強調し,これを支持していく。例えば,ローレンス長老は教会が2017年1月から使用する新課程を準備していると語った。それは安息日に家庭での福音学習を助けるものである。 

日曜日,神殿は儀式のために開館していないが,末日聖徒は神殿参入の備えをする日として使うことができるとリチャーズ長老は話した。「安息日は会員にとって,家族に焦点を当て,自分たちと死者の神殿の儀式を待ち望むすばらしい機会です。」

パッカー長老は,家族歴史部がここ数か月,日曜日のファミリーサーチウェブサイトの使用が22パーセント増加していると発表したことを加えて,「実際,安息日に家族歴史を行うという取り組みにおいて,はっきりとした増加傾向を目の当たりにしています」と話した。 

ニールソン長老は,会員が安息日にできる多くの伝道に関連した活動があり,宣教師は求道者に安息日の大切さを教えていると話した。

ゲイ長老は,自立できるように安息日の大切さを会員に教えることが重要であると話した。偉大な祝福は安息日を守ることを通してもたらされる,と長老は付け加えた。

「聖餐の儀式の祝福は,聖霊が絶えずともにいてくださることだけでなく,儀式を通して生活の中に神性の力をいただけることにあります。神性の力を必要とすることがあれば,自立できるように会員たちを助けるのです。」

日曜日は,家族にとって個人の自立について話したり教えたり,奉仕をする機会でもあるとデイビースビショップは話した。「日曜日は計画の日であり,計画を実践する日でもある」と話し,会員は日曜日に病気の人や一人でいる人を訪問できると説明した。

加えて,月に一度の断食は「キリストに対する信仰と証を築く非常に大切な部分です。安息日の断食の律法を守ることで得られる祝福を人々が受けられることに,わたしたちは大きな関心を寄せています」と話した。