青少年の中央指導者,2016年のミューチャルのテーマを発表する

  • 2015年11月16日

2016年のミューチャルのテーマは,「キリストを確固として信じ,……力強く進〔む〕」よう青少年に勧めている。

M・ジョセフ・ブラフ兄弟,中央若い男性会長会

来年,わたしたちはすばらしいテーマを掲げます。 それは2ニーファイ31:20から選ばれています。 「したがって,あなたがたはこれからもキリストを確固として信じ,……力強く進まなければならない。」

世界の歴史上,青少年にとって,今ほどキリストを確固として信じ,力強く進むことが大切になってきた時代はありません。 指導する立場にあろうと,従うよう求められていようと,神はわたしたちに力強く進むよう心から期待しておられます。 今は,他の人々と一緒に働くことを学び,自分自身の足で立つ備えをするときです。 力強く進むとは,自分自身の証を強めると同時に,疲れ切った人を奮い立たすことです。

確固として力強く進むとき,わたしたちは「完全な希望の輝きを持ち,神とすべての人を愛〔する〕」ようになるでしょう。(2ニーファイ31:20参照) 希望はすばらしい特質です。 『わたしの福音を宣べ伝えなさい』には次のように述べられています。希望とは「信頼,楽観主義,熱意,粘り強さの中に表されます。 何かが起きると信じ,期待することです。 希望を持つとき,すべてのことが自分のためになると信頼し,確信をもって試練や問題に立ち向かえます。 希望によって落胆を乗り越えることができます。」(『わたしの福音を宣べ伝えなさい― 伝道活動のガイド』117)

希望はわたしたち皆が必要としているものです。 落胆は現実的な問題であり,落胆やその他の問題を,希望,自信,楽観主義によって乗り越える力を身に付けなければなりません。 わたしたちは周囲の人々全ての重荷を軽くし,彼らの重荷になるのではなく高める者になることができます。

わたしが14歳のとき,父はアメリカ合衆国ミネソタ州ミネアポリスで伝道部会長として奉仕するよう召されました。 3年間大都会で暮らすために,自分が愛するあらゆるものを残して,アメリカ合衆国ワイオミング州にある我が家を離れることを残念に思いました。 これは人生で,モルモン書にあるキリストの言葉をよく味わい始める最初の機会でした。 両親の奉仕の期間中,父や母の重荷になるよりは,祝福をもたらす者となろうと決意しました。

わたしはキリストを確固として信じ,完全な希望の輝きを持ち,神と全ての人を愛して力強く進むうえで,聖文を読み祈ることが助けになることを学びました。

神が皆さんを愛しておられることを知っています。皆さんが力強く進み,神の戒めに従うことで神への愛を示すならば,神は皆さんがどのような試練や問題にも立ち向かえるよう助けてくださいます。


ニール・F・マリオット姉妹,中央若い女性会長会

2016年のミューチャルのテーマは,イエス・キリストに対する信仰と,天の御父の御前にある純粋な喜びへと導く主の絶えざる恵みに対する信頼を深める助けとなるように与えられました。

2016年のミューチャルのテーマは永遠の命の約束を指し示していますが,わたしたちはその約束に伴う祝福について本当に知っているでしょうか。 1コリント2:9は,わたしたちがキリストの言葉をよく味わいながら力強く進み,最後まで堪え忍ぶために最善を尽くすときに待ち受けている神の栄光に満ちた〔事柄〕について教えています。

2ニーファイ31:20には,天の御父とともにその永遠の命を受けるための規範が示されています。 地上で神のもとへ続く道を歩む際に行うべきことのリストは,最初は非常に難しいものに感じられるかもしれません。 地上での経験は困難に満ちていますが,自分自身の裁量に任されているわけではありません。神の戒めに従い,聖約を交わして守り,救い主に確固として忠実であり続けようとするとき,その道中には常に神の助けがあります。

贖い主であるイエス・キリストなくして,わたしたちが日の栄えの栄光と永遠の命に立ち戻ることはできません。 わたしたちはイエス・キリストの福音と回復された主の教会にある真理に留まりながら努力を重ね,人生のチャレンジの中を力強く進まなければなりません。

神の計画にある麗しさは,この地上での試練を通して強さや勇気,イエス・キリストに対する信仰を育むことです。 そのようにして,キリストについて,またその力と愛について学ぶのです。 主は,わたしたちが主を十分に信頼し,その福音に確固として留まるなら,天の御父のもとに,すなわち天の家に連れ戻すと約束されました。(2ニーファイ31:14-21参照)

わたしたちは,バプテスマのときや神殿で交わした聖約に絶えず忠実であるよう期待されています。 そうするなら,生活の中で主の愛と恵みを感じ,主に対する忠誠心を育み,その教えに精通するようになります。福音の中で確固とした者になり,主の贖罪の力と赦しを享受するようにもなります。

主の教会に与えられた神権の力を認めることで,わたしたちは「完全な希望の輝きを持ち,……力強く進〔む〕」ことができます。主とともに自分に与えられた地上での働きをなし,主とともに進むべき道に留まり,主の恵みを受けていつの日か天の家に再び戻って,愛に満ちた永遠の御父の御腕の中に駆け込むことができるのです。