「わたしの使命は祝福をもたらすことです」と伝道部会長夫妻たちに語るアイリング管長
提供者： サラ・ジェーン・ウィーバー，チャーチニュース編集補佐
大管長会第一顧問ヘンリー・B・アイリング管長は，長年にわたって自宅に壁掛けを飾っている。 それには，次のようなゴードン・B・ヒンクレー大管長の霊感溢れる言葉が記されている。 「わたしの使命は祝福をもたらすことです。」
記事のハイライト
- ゴードン・B・ヒンクレー大管長から霊的に鼓舞されたアイリング管長は，「わたしの使命は祝福をもたらすことです」をモットーにするよう伝道部会長夫妻らに語った。
- わたしたちは主を愛するならば，宣教師になる時間を見いだすことができます。
- 末日聖徒は，モーサヤの息子たちが敵に対して感じていたのと同じ愛をもって，他の人に福音を紹介できます。
「わたしたちにとって最大の機会であり最大のチャレンジは，イエスがキリストであり，生ける神の御子であり，わたしたち一人一人の罪のために命をささげられたことを証することです。」 ―ヘンリー・B・アイリング管長
ユタ州プロボ
末日聖徒は，他の人が主を信じる信仰を得，行使することで永遠の命という栄えある祝福へと導かれるように助けると聖約してきた，とヘンリー・アイリング管長は，6月26日の2015年新任伝道部会長セミナーで語った。
「主イエス・キリストを信じる信仰は，聖約を交わし，最後までそれを守る力を産みます」と，大管長会第一顧問のアイリング管長は語った。 「それは，人々に真の悔い改めをもたらす，主を信じる信仰です。 それは，人々をバプテスマへと導く，イエス・キリストを信じる信仰です。 それは，わたしたち皆がいつも御子を覚え，聖霊を伴侶とするように導いてくれる，救い主を信じる信仰です。 そしてそれは，わたしたちが打ち負かされないよう常に御父に祈るよう動機付けてくれる信仰です。
わたしたちにとって最大の機会であり最大のチャレンジは，イエスがキリストであり，生ける神の御子であり，わたしたち一人一人の罪のために命をささげられたことを証することです。」
アイリング管長は，ずっと昔に出席した同様のセミナーでの思い出を分かち合い，「わたしの使命は祝福をもたらすこと」と題する話を始めた。
「わたしは当時，ゴードン・B・ヒンクレー大管長が話すことに耳を傾けていました。 彼は，全ての伝道部会長夫妻がなぜ奉仕するよう選ばれたかについては述べませんでしたが，代わりに主がなぜ彼らを召されたかについて話しました。 次の文章を個人的な責任として捉えるよう強く勧めました。 『わたしの使命は祝福をもたらすことです。』」
ヒンクレー大管長の言葉が心にとても深く沁みたので，その言葉を木に彫って壁掛けを作った，とアイリング管長は語った。
「4人の息子が成長し，二人が日本，一人がチリ，一人がオランダで奉仕をするために家を離れて行ったときも，それは我が家の壁に掛けられていました。 彼らはそれぞれビショップとして奉仕していたときにも，わたしたちを訪れ，それに目をやりました。 わたしは，世界中の天の御父の子供たちにイエス・キリストの福音を教えるために家を離れるときに，その言葉に目をやりました。」
プロボ宣教師訓練センターの宣教師による聖歌隊が，2015年新任伝道部会長セミナーで歌う。 写真／マシュー・ライアー
2015年新任伝道部会長セミナーは，世界中から集まった126組の夫婦を指導するために，ユタ州プロボの宣教師訓練センターにて行われました。 写真／マシュー・ライアー
最も価値のある祝福は神からもたらされる，と彼は説明した。
「主のために他の人々へ奉仕するとき，わたしたちはその度に，救い主はわたしたちの親しい友であり，愛する兄弟であり，変わらぬ模範であるということを，行いで示すことができます。」と述べた。
アイリング管長は，主への愛を持つことにより，全ての人は宣教師になる時間を見つけることができる，と語った。 「あなた自身の方法で，あなたの事情が許す範囲で，わたしがかつて東京でしたように，公園のベンチや鉄道の駅で誰かに話しかける方法を見つけることができるでしょう
わたしが日本でそうだったように，その言語を話せないかもしれません。 しかし，群衆の中で背の高い若者が目につきました。 わたしは彼に近づきました。 驚いたことに，彼は英語を話し，理解することができました。
彼は，中国から日本に留学に来ていました。 わたしたちは話し， 彼はわたしがなぜ日本にいるのかと尋ねてきました。 救い主の証を述べる機会が与えられました。 彼は興味を持っているようでした。 わたしは近くに立っている宣教師を紹介しました。」
単純なことです，とアイリング管長は述べた。「しかし，それでわたしは変わりましたし，宣教師も変わりました。 主が，わたしと会うために彼を遣わされ，彼と会うためにわたしを遣わされたと，心に確信しました。 宣教師は，使徒が時間を取って見知らぬ人に贖罪の祝福を紹介するのを見ました。」
末日聖徒は，モーサヤの息子たちが敵に対して感じていたのと同じ愛をもって，他の人に福音を紹介できる，とアイリング管長は語った。
「そうするとき，主への愛と感謝を感じるでしょう。 主が約束されたとおりに，あなたがたに先立って行かれるのを感じることでしょう。
「主は，あなたのために備えてくださった人々のところへ連れ行ってくださいます。 そして，日本でわたしのために宣教師たちを与えてくださったように，あなたの左手と右手にも天使たちを置かれます。
そしてその時，主がわたしたちとともに働いておられるということをあなた自身の経験から証をできるようになります。」
末日聖徒は主のぶどう園における主の僕たちである，とアイリング管長は語った。 「天の御父が，あなたの伝道の業における伴侶として聖霊を送るようにという救い主の求めに応えます。 聖霊が，生けるキリストについて証を述べるという使命を果たすでしょう。 …あなたの主を証し，教える力は増すでしょう。」
アイリング管長は，救い主への証を述べて話を閉じた。
「イエス・キリストが生きておられることを知っていると証します。 この教会が，イエス・キリストの教会であることを証します。 ……御父と愛する御子に対するあなたの証によって他の人々を祝福するとき，あなたは祝福を受けるでしょう。」
