日々のパンを人々に与える
提供者: 教会のニュースと出来事,ヘザー・リグレー
記事のハイライト
- ウェルフェアスクウェアにあるデゼレトベーカリーでは毎週4千斤のパンを作っています。
- 年間50万斤近くのパンを困っている人々に配っています。
- 最初の福祉ベーカリーは1940年に設立されました。
「自分のためやあなたのためではなく,主の御手となって人々を愛する以外の何でもありません。」ベーカリーボランティアであり,7児の母,ショーン・モーガン
合衆国ユタ州ソルトレーク・シティーにあるデゼレトベーカリーの外には食欲をそそる,焼きたてのパンの香りがただよいます。
しかし,このパン屋には温かい焼きたての食パンや袋詰めのロールパンを買いに来る客はいません。代わりに,デゼレトベーカリーは困っている人々に配るために毎週4千斤のパンをこね,焼き,切り,袋詰めするために通うボランティアでひしめき合っています。
70年以上前に創業して以来,デゼレトベーカリーは無数の人々の生活を助けてきました。
ベーカリーでボランティアをするスペンサー・フィールディング・ジェンセンはこう語ります。「よい人が良いことをするのに,やりすぎるということはありません。」
1930年代,大恐慌によって多くの末日聖徒がパンを手に入れられなくなりました。数人のビショップから,ビショップの倉庫で必要な人々に配るパンを提供できるようにしてほしいという要請がありました。
1940年,地元のステークに1軒のパン屋が寄贈され,非常に必要とされていたパンを作るための教会の福祉プロジェクトとなりました。
デゼレトベーカリーは2,3回移転して,現在はウェルフェアスクウェアにあります。しかし,人に奉仕するために自分の時間と才能を寄付する人々のにぎやかな声は変わりません。
7児の母でベーカリーでボランティアをしているショーン・モーガンはこう言います。「与えることができると知っているだけで,うれしくなります。自分のためやあなたのためというより,主の御手となって人々を愛する以外の何でもありません。」
材料を混ぜることから完成したパンを袋詰めにするまで,教会で最高のものを提供できるようにパンの品質を注意深く管理しています。
モーガン姉妹やほかのボランティアが帰った後,トラックがそのパンを合衆国西部の様々な地域にあるビショップの倉庫に届けます。困っている人々は倉庫でパンやそのほかの必需品を得ることができます。
ベーカリーでは1年間で食パンや全粒粉のパンを50万個近く作ります。
近い将来,ボランティアは人に仕える機会を求めて再びベーカリーにやって来ます--焼きたてのパンよりも長く味わえる報いを得るために。
デゼレトベーカリーをはじめ,ウェルフェアスクウェアを見学できるツアーが週日に行われています。詳しくは1-(801) 240-4872まで。