ブラジルの聖徒たちは教会の柱である,とクリストファーソン長老は語る

提供者: ジェーソン・スウェンセン,チャーチニュース記者

  • 2015年5月20日

ブラジルのサンパウロ北ステーク大会で,小さな女の子と挨拶を交わすD・トッド・クリストファーソン長老  写真/ブラジル地域会の厚意により掲載

記事のハイライト

  • 可能性が増しているブラジルは,教会の大きな柱の一つである。
  • ブラジルの会員は熱心に福音に沿った生活をし,周りの人々に福音を伝えている。

「ブラジルは教会の主要な柱の一つであり,驚くほどの可能性を持っています。」― D・トッド・クリストファーソン長老,十二使徒定員会

ブラジル,サンパウロ

ブラジルの教会はブラジルの文化を反映している。それは温かく,肌の色や伝統が多彩で,豊かな機会がある。

南アメリカ最大の国家に住む忠実な末日聖徒は,主と家族を愛し,隣人に福音を分かち合うことを喜びとしている。 そして,彼らは親族や近所の人が,敬虔で希望に満ちた生活からもたらされる祝福を求めるよう切望している。

今日,教会の世界的な足跡について話すときに,ブラジル抜きで話すことはできない。

「ブラジルは教会の大きな柱の一つであり,途方もない可能性をもっている」と十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老は述べた。

クリストファーソン長老は,最近ブラジル地域の年次エリアレビューを管理したとき,ブラジルにおける教会の実像を目の当たりにした。 七十人会長会のL・ホイットニー・クレートン長老と管理ビショップリック第一顧問のジェラルド・コセービショップもレビューに同行した。

4月24日から5月3日にかけてブラジル滞在中,訪問していた中央幹部は様々な会員の集会を管理した。 それには神権指導者大会,宣教師,青少年,夫婦のディボーショナル,ステーク大会,ヤングシングルアダルトとの家庭の夕べが含まれる。

ブラジル・サンパウロ北ステーク大会で若い男性と親しげに握手するD・トッド・クリストファーソン長老。 写真/ブラジル地域会の厚意により掲載

ブラジル・クイアバで宣教師のグループを指導するD・トッド・クリストファーソン長老。 写真/ブラジル地域会の厚意により掲載

ブラジル・クイアバの神権指導者大会で勧告を与えるD・トッド・クリストファーソン長老。 演壇の右端に立つL・ホイットニー・クレートン長老とジェラルド・コセービショップ。 写真/ブラジル地域会の厚意により掲載

幹部が勧告と支援を与えた聖徒は全体で約2万人に上る。

さらにクリストファーソン長老はサンパウロのモスクで宗教指導者らと会談し,そこでポルトガル語で信教の自由についての基調講演を行った。

100万を超える会員と,6つの神殿を持ち,さらに2つの神殿の建設が発表されたブラジル地域は,この数十年間にあって教会の力となってきている。 「しかし,さらに多くの成長の余地があります」とクリストファーソン長老は述べた。

訪問した中央幹部らは,ブラジルから伝道に出る宣教師の数を増すことについて,また国内で奉仕する宣教師たちの有効性を増すことについて強調をした。

コセー ビショップはチャーチニュースに,近年姉妹宣教師の増加を含めて,記録的な数のブラジル人が専任宣教師の召しを受け入れていると語った。

またクレートン長老は,定例の教会の活動から遠ざかってしまった会員たちをフェローシップすることについて強調した。 「それはモンソン大管長がよく話す救いの業です。」

ブラジルの神権指導者と扶助協会の指導者は,教会の活動から遠ざかってしまった人々を見つけるうえで機知に富んでいることが証明された。 指導者らは取り組みにおいて献身的で,愛情深く,秩序立っている。

個人と家族が神殿の祝福を受けるように助けるのが,今でもフェローシップの中心となる目標であるとコセービショップは付け加えた。

中央幹部の教えのもう一つの重要なテーマは自立の原則を実践することである。

「地域会長会は会員が什分の一の律法と断食の律法を完全に理解できるように,国内各地の地元の指導者たちと密接に取り組んでいます」とクレートン長老は述べた。

忠実な会員は,地域全体における断食献金の劇的な増加の触媒となっている,と長老は付け加えた。

コセー ビショップは,いくつかの教会主催の「自立グループ」が国内において,人々が求職活動をし,事業を拡大し,教育を受けるために機能していると述べた。

「霊的なものとこの世の生活は常に関連しているのです」とビショップは述べた。 「自立の目的は,ただもっと良い仕事を見つけるというだけでなく,信仰を築き,主との関係を強めるということです。」

ブラジルにはまだ多くのなすべきことがあるが,ここの会員たちはそれができる。

「今の世代のブラジルの指導者を見るのは興味深いことです」とクリストファーソン長老は述べた。 「多くの二世,三世の会員がいて,非常に強いです。 彼らは成熟しており,スキルを持って業に励む備えができています。」

クレートン長老はブラジルの教会の活力に感銘を受けた。 「全ての集会でそれを感じることができます」と長老は述べた。 「会員たちは早めにやって来ますし,たくさんの人々が出席するのです。 彼らは言われれば喜んで参加しますし,あきらかに御霊の存在を感じています。 彼らは福音とそれがもたらす祝福に飢えています。 国内の教会では複数の世代の家族が成長しています。 教会は将来,さらに大きく成長し,強くなると感じ取れます。」

コセービショップは,教会の若人に深い尊敬の念を抱きながらブラジルを後にした。 「彼らは熱心で,敬虔で,前向きで,学ぶことにとても情熱を持っています」と長老は述べた。 「青少年たちはブラジルがこれからどのようになるかのビジョンをわたしたちに示してくれました。」

ブラジルは巨大な国であり,教会は多数のステークや複数の伝道部を運営している。 しかし,ここの教会の強さは忠実な家族や個人の家庭にしっかりと根をおろしている。

夫婦に向けたディボーショナルにおいて,クリストファーソン長老は,家族の一致は個人が神を第一にするときに実現すると教えた。 「〔夫と妻〕それぞれが天の御父により近づくように成長するとき,互いに近づくことができるのです。」