2010–2019
再びともに集い
2010年10月


再びともに集い

伝道に出ることは神権者の義務です。非常に多くのものを受けているわたしたちに,主が望んでおられる義務なのです。

愛する兄弟姉妹の皆さん,総大会に皆さんを歓迎します。この大会は様々な方法により世界中で視聴されています。この大規模な大会のために複雑な実務をこなしているすべての人たちに感謝しています。

今年4月の大会以来,教会の業は妨げられることなく進んでいます。わたしは4つの新しい神殿を奉献する特権にあずかりました。大管長会顧問と中央幹部に同行してもらってアリゾナ州ヒラバレー,ブリティッシュコロンビア州バンクーバー,フィリピン・セブシティー,ウクライナのキエフに行きました。どの土地の神殿も堂々として美しく,教会員の生活を祝福しています。また,どの神殿もわたしたちと異なる信仰を持つ人たちに良い影響を与えています。

それぞれの神殿の奉献前夜には,文化的祝典を鑑賞する特権に浴しました。出演したのは若い人たちだけでなく,あまり若くない人たちもいました。このような行事は通常,大きなスタジアムで開催されるのですが,キエフでは美しい宮殿に皆が集まりました。踊りや歌,楽器の演奏,展示品は見事でした。これらの行事に携わった人たちに賛辞を呈し,わたしの愛を伝えます。

どの神殿の奉献でも御霊をよく味わいました。すべての奉献式で主の御霊を感じました。

来月にはハワイ州ライエ神殿を再奉献します。教会で最も古い神殿の一つであり,何か月もかけて全面的に改装されました。この神聖な機会を楽しみにしています。

わたしたちはこれからも神殿を建設していきます。今朝,新たに5つの神殿用地の取得を発表できることをうれしく思います。これらの神殿は向こう何か月か何年かのうちに次の場所で建設されます。ポルトガル・リスボン,インディアナ州インディアナポリス,フィリピン・ウルダネータ,コネチカット州ハートフォード,メキシコ・ティフアナ。

神殿で行われる儀式は,わたしたちの救いと亡くなった愛する人たちの救いにとって不可欠なものです。教会員にとってますます身近になってくる神殿に,引き続き忠実に参入できますように。

さて,今朝の話者の話を聞く前に,わたしが深く心にかけていることを話してもよいでしょうか。わたしたちが心から留意するべき事柄です。伝道活動について話します。

まず,アロン神権の若い男性の皆さんと長老になる若い男性の皆さんに,預言者たちが長年教えてきたことを繰り返します。ふさわしく,能力があるすべての若い男性は伝道に出る準備をするべきです。宣教師として奉仕することは神権の義務です。非常に多くのものを受けているわたしたちに,主が望んでおられる務めなのです。若い男性の皆さん,わたしは皆さんに宣教師として奉仕する準備をするよう勧告します。いつも清く純粋で,主を代表するにふさわしくあってください。健康と体力を維持してください。聖文を研究してください。セミナリーやインスティテュートがある地域では,それに出席してください。宣教師の手引きである『わたしの福音を宣べ伝えなさい』に精通してください。

若い姉妹の皆さん。皆さんには専任宣教師として奉仕するという若い男性と同じ神権の責任はありませんが,宣教師として価値ある貢献ができます。皆さんの奉仕を歓迎します。

そして熟年の兄弟姉妹の皆さん,わたしたちは熟年の夫婦をもっと大勢必要としています。現在奉仕している,また過去に奉仕した忠実な夫婦の皆さん,イエス・キリストの福音に対する皆さんの信仰と献身的な奉仕に感謝しています。皆さんは進んで良く奉仕し,非常によい働きをしています。

夫婦宣教師として奉仕できる時期がまだ来ていない皆さんには,伴侶とともに夫婦宣教師に召される日のために今準備するよう強く勧めます。状況が許し,引退できるようになって健康的に可能であれば,家を離れて専任宣教師として奉仕してください。夫婦そろって専任で主の業に携わることで得られる,すばらしい御霊と充実感を味わう機会は,人生にそうめったにあるものではありません。

さて,兄弟姉妹の皆さん,この2日間,主の僕たちの言葉を聞くときに主の御霊を受けることができますように。皆さん一人一人にこの祝福がありますよう,イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。