2010–2019
再び大会に集い
2011年4月


再び大会に集い

福音に対する皆さんの信仰と献身,互いへの愛と関心,……皆さんの奉仕に感謝しています。

この建物を設計したとき,わたしたちはこの会場が満席になることは絶対にないだろうと思っていました。しかし今,この会場を見てください。

愛する兄弟姉妹の皆さん,末日聖徒イエス・キリスト教会,第181回年次総大会を開会するに当たり,皆さんと再びともに集えることはすばらしいことです。

この6か月間は矢のように過ぎ去りました。わたしは多くの責任に多忙を極めていました。この期間に頂いたすばらしい祝福の一つは,ハワイ州ライエの美しい神殿を再奉献することでした。ハワイ州ライエ神殿は2年近くの間,大規模な改修工事を行っていました。わたしはヘンリー・B・アイリング管長夫妻,クエンティン・L・クック長老夫妻,そしてウィリアム・R・ワーカー長老夫妻を伴っていました。11月に行われた再奉献式の前夜は,神殿地区の2,000人の若者がBYUハワイ校のキャノン・アクティビティー・センターを埋め尽くし,出し物を披露してくれました。「集合の地」と題したこの出し物は,地元の教会と神殿の歴史を創造性豊かに,また見事に描いたものでした。この上なくすばらしい夕べでした。

翌日は3つの部会に分かれて神殿が再奉献され,霊的に満たされました。主の御霊がわたしたちに豊かに注がれていました。

わたしたちはこれからも神殿を建設し続けます。今朝,新たに3つの神殿の建設計画について発表できることをうれしく思います。現在用地の買収を行っており,これからの数か月,数年をかけて神殿が建設される場所は,コロラド州のフォートコリンズ,アイダホ州のメリディアン,そしてカナダ・マニトバ州のウィニペグです。これらの神殿は,その地域に住む会員にとって祝福となるに違いないでしょう。

毎年,何百万という儀式が神殿で執り行われます。わたしたちがそれらの儀式を自分自身のためだけでなく,世を去った愛する人々のためにも,引き続き忠実に行うことができますように。彼らは自分自身では儀式を受けられないからです。

教会は引き続き災害時の人道支援を提供しています。最近では,日本において壊滅的な地震と津波が発生し,原子力の問題が起きています。わたしたちは日本の人々を心配し,援助の手を差し伸べています。教会は,食糧,水,毛布,寝具,衛生用品,衣服,燃料を含む,70トン以上の物資を送りました。教会のヤングシングルアダルトたちは自分の時間をささげ,インターネットやソーシャルメディア,そのほかの通信技術を使って会員の安否を確認しました。会員たちは,車で行くことが困難な地域には,教会が用意したスクーターを使って支援を提供しています。衛生キットや清掃キットを作る奉仕プロジェクトが東京,名古屋,大阪の多くのステークやワードで行われています。これまでに4,000人以上のボランティアによって,4万時間以上の奉仕が行われてきました。日本や助けを必要とする地域に対する支援は今後も継続されます。

兄弟姉妹の皆さん,福音に対する皆さんの信仰と献身,互いへの愛と関心,ワードや支部,ステークや地方部における皆さんの奉仕に感謝しています。また,什分の一と献金を忠実に納め,教会の他の基金へも惜しみなく献金してくれる皆さんに感謝しています。

2010年末現在で,世界中の340の伝道部で5万2,225人の宣教師が奉仕しています。伝道活動は神の王国にとって欠かせないものです。もし可能であれば,教会の中央宣教師基金に献金することを考えるよう提案します。

さて,兄弟姉妹の皆さん,わたしたちは今日と明日伝えられるメッセージを心待ちにしています。話者は天の助けと導きを求めながらメッセージを用意しました。話に耳を傾け,学ぶときに,主の御霊に満たされ,高められ,霊感を受けることができるようお祈りします。イエス・キリストの御名によって,アーメン。