2019
新約聖書に出てくる証人
2019年1月


弟子の務め

わたしたちの住む世界は,弟子としての務めに自分をささげられるかどうかを試すためにあるようです。今年わたしたちは新約聖書を学びながら,イエス・キリストとその弟子たちの教えと模範から霊感を受けることができます。イエスの弟子たちは,主から学ぶだけでなく,もっと主のような者になろうと努力していました。

ブリガム・ヤング大学で新約聖書について教えている同僚のゲイ・ストラサーンとわたしが,今月号で,主の母親であるマリヤ(12ページ)と愛弟子ヨハネ(18ページ)から学べる,弟子としての生き方の規範について幾つかの見解を伝えます。この二人はそれぞれ,イエス・キリストの最も偉大な証人です。イエスがまさに神の御子であられることをイエスの母親ほどよく知っている人は,父なる神御自身のほかにはいませんでした。そしてヨハネは,最初の十二使徒の一人であり,主の親友の一人でもあったようです。

この二人やそのほかの弟子たちの献身的な働きから,わたしたちは,どうしたらわたしたち自身がイエス・キリストの愛される弟子となり,世の試練の中で弟子としてふさわしい生き方ができるかを,学ぶことができます。

よく祈って新約聖書を研究するならば,イエスについてさらによく知ることができるようになるだけでなく,イエスのことがさらによく分かるようになることでしょう(ヨハネ17:3)参照)。

心を込めて,

エリック・D・ハンツマン