聖書の正確さ


末日聖徒は聖書を尊重しています。聖書を研究し,それを神の言葉であると信じています。しかし,現在の聖書に誤りがないとは考えていません。

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ジョセフ・スミスは次のように語っています。「聖書は原著者が書いた時点では正確であったとわたしは信じます。」(ジョセフ・フィールディング・スミス選,Teachings of the Prophet Joseph Smith〔1976年〕,327)

末日聖徒は聖書を深く愛し,尊重しています。聖書を研究し,その教えを実践しようと努めています。そこに書かれている主イエス・キリストの生涯と使命に対する証を大切にしているのです。預言者ジョセフ・スミスは生涯にわたって聖書を研究し,その中にある訓戒を教えました。ジョセフは次のように証しています。「全能者の力が天に刻まれていることを認めることのできる人には,神御自身の言葉がこの神聖な書物に記録されていることが分かります。人は読めば読むほど,この書物を深く愛するようになるに違いありません。そして,聖書に精通する人は,〔主の〕御手が働いていることを至る所で認めるようになるのです。」(Teachings of the Prophet Joseph Smith,56)

聖書が編纂され,整理されて翻訳され,書き写される過程で,文章の中に多くの間違いが入り込みました。聖書の記述に間違いがあることは,現行の聖書には矛盾する翻訳が数多く見受けられることから明らかです。聖書をよく調べていくと,明らかに矛盾する箇所や,抜けている箇所が幾つも出てきて困惑してしまいます。また,聖書に出てくる預言者が,現存の聖書には載っていない聖典の書名や聖句に言及したりするので興味を持つ読者もたくさんいました。

末日聖徒は聖書だけでなくモルモン書と教義と聖約,高価な真珠,それに現在の使徒と預言者の言葉も研究しています。永遠の真理を伝えるこれらの記録がすべて合わさって,天の御父の計画を完全な形で示し,明らかにし,証して,イエス・キリストのもとに人々を導くのです。

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