教会初期の時代から,主の預言者はわたしたちに繰り返し借金の束縛から逃れるようにと警告しています。借金に伴う大きな危険性の一つは借金に付いてまわる利子です。こぢんまりした家を購入したり,学業を終えるために無理のない額の借金をすることになったとしても,借金はできるかぎり早く返済するべきです。

その他の情報

教会の出版物,『真理を守る』には,借金に関してさらに以下の勧告が載っています:

「クレジットカードのようなある種のローンは特に金利が高くなります。いったん借金をすると,利子には慈悲のひとかけらもないことに気づきます。借り手の状況など容赦せず,職があろうがなかろうが,健康であろうが病気であろうが利子は増え続けます。借金を完済するまで,利子がなくなることは決してありません。低い金利,あるいはある一定期間の無利子を約束され,ローンが魅力的に思われたとしても,ローン提供者の口車に乗らないようにしてください。

自分の財政状態に注意を払ってください。買い物をする際に自分自身を訓練し,自己返済能力を超えた借金は避けてください。ほとんどの場合,自分の所有するすべてのものを賢明に運用すれば,借金は避けられるのです。しかし,例えば,こぢんまりした家を購入したり,学業を終えるために無理のない額の借金をすることになったとしても,できるかぎり早く返済し,束縛から自由になれるように働くことです。借金を支払い,ある程度の蓄えができたときに,将来自分たちの前に立ちはだかるかもしれない財政的な嵐に備えることができます。そのときに家族のための避けどころができ,心の平安がもたらされるはずです。」(91)

――『真理を守る』91参照

参照聖句

ルカ 16:10-11
 
教義と聖約 19:35