よくある質問

家庭における貯蔵



家庭貯蔵において,わたしにできる最も重要なことは何でしょうか

始めることです!すでに始めているのであれば,信仰を持って努力し続けてください。H・デビッド・バートンビショップはこう教えています。「この新しいプログラムはすべての人にとって達成可能なものです。最初のステップは,まず始めることです。次のステップは続けることです。どれほど早く蓄えるかは,それほど重要ではありません。重要なのは,自分の能力に応じて貯蔵を始め,継続することです。」

新しいパンフレット『すべての必要なものを用意しなさい――家庭貯蔵』は,どのような点でこれまでのものと異なっているでしょうか

このパンフレットは基本的な家庭貯蔵について教え,取り組みを促しすものです。また,すべての教会員がわずかなことから始め,それぞれの状況に応じてできることを行うなら困難に備えられることを示し,希望を与えてくれます。このパンフレットは,家庭貯蔵は複雑であるという固定観念を取り去るのに役立ちます。

3か月分の貯蔵と長期の貯蔵の違いは何でしょうか

3か月分の貯蔵には,缶詰や市販のレトルト食品を含め,家族が日ごろ食べている食品を揃えます。長期貯蔵には,穀物や豆類など,水分が極力少なく(10パーセントぐらいかそれ以下)長期間(20-30年)保存が可能な基本的な食品の選びます。ほかに食べる物がない場合,生命を維持するために使うことができます。長期貯蔵の一部を3か月分の貯蔵と一緒に回転させてもよいでしょう。

ウェブサイトおよびパンフレットには,長期の貯蔵品は30年以上保存できると記されていますが,これはこれまで考えられてきた貯蔵期間よりもはるかに長い期間ではないでしょうか

はい。 最新の科学研究によると,きちんと密封し,涼しく乾燥した場所(摂氏24度以下)に置いておけば,当初考えられていたより栄養価が保たれ,食物として利用できることが分かっています。食糧貯蔵に関する初めての研究によると,製品の多くはがそれまで考えられていたより長く,30年以上(予想される保存可能な期間の表を参照)保存できます。それまで食品の保存期限は「賞味期限」の表示や経験に基づいて推定されていました。前出の研究には含まれていませんが,砂糖,塩,ベーキングソーダ(豆類の浸しに不可欠),錠剤のビタミンCも長期の保存に適しています。基本的な食品の幾つかは,より頻繁に回転させる必要があります。例えば,野菜から抽出されたオイルは毎年1-2回の入れ替えが必要です。

時の経過によって栄養価や味は低下するものの,元々の食品の質や加工方法,保存容器,保存環境によっては長期間の保存に耐え,緊急時の生命保持に役立つことが研究によって明らかになっています。

食品新しい「生命維持のための」消費期限見積もり(年単位)
小麦30年以上
白米30年以上
とうもろこし30年以上
砂糖30年以上
いんげん豆30 
押しオート麦30
パスタ30 
ポテトフレーク30
スライスりんご30
スキムミルク20
乾燥人参20

なぜパンフレットが作成されたのでしょうか。

家庭貯蔵の基本原則を教え,取り組みを促すためです。ほとんどの教会員が困難に備えてわずかな食料品を貯蔵し,漏れない容器に水を貯め,毎週数枚の硬化を貯めるなど,少しずつ始めることが可能であることを示すことによって,希望が与えられます。このパンフレットは,予想される家庭貯蔵の複雑さを軽減するうえで役に立ちます。

パンフレットに書かれている概要は,これまでのすべての勧告に取って代わるものでしょうか。

はい。

どこから始めたらよいでしょうか。

普段食べている物を少し余分に蓄えることから始めましょう。安全な飲み水を幾らか貯蔵したり,毎週,数枚の硬貨を貯めて,ある程度の貯金にします。その後,時間をかけて,この始めの取り組みの範囲を広げ,それぞれの状況や住んでいる地域に合わせて,穀物や豆類など基本的な食糧を長期保存するようにします。

食糧貯蔵をどのようにして早く準備すべきですか。

極端になったり,すべての家庭貯蔵を一度に準備するために借金をしたりするのは賢明ではありません。経済状況や保管場所に合わせて,徐々に貯蔵品を増やしていきましょう。

どのくらいの頻度で貯蔵品を回転させればよいでしょうか。

3か月の貯蔵品は定期的に使って回転させ,使ったら補給し,食品が悪くならないようにしてください。長期の貯蔵品の一部を日々の食事に使用して回転させてもよいでしょう。しかし,きちんと密封し,涼しく乾燥した場所に置いておけば,30年以上の保存も可能です。教会ウェブサイト,ChurchofJesusChrist.orgの家庭と家族のセクションを見ると,家庭貯蔵の回転のさせ方と保存容器についてさらに詳しく知ることができます。

72時間キットにについてはどうでしょうか

教会員は食物,水,お金など基本的な必需品をまず揃え,時間をかけて長期備蓄用の品々を用意することにより,困難なときに備えるよう奨励されています。さらに,教会員は困難なときに役に立つほかの物も貯蔵に加えるとよいでしょう。