教義と聖約109－110章

子供たちに，自分の家の好きな点を言ってもらいます。子供たちにカートランド神殿の写真を見せ，教義と聖約109：12－13；101：1－7を用いて，神殿が奉献され，主の宮となった日のことを話します（「だい39しょう：カートランドしんでんのほうけん」『教義と聖約物語』151－154も参照）。神殿が主の宮であることを示すために，ジョセフ・スミスがささげた奉献の祈りの中から次の言葉を読んでください。「これがあなたの宮，あなたの聖さのある所。」（教義と聖約109：13）子供たちに，神殿について好きな点を分かち合ってもらいます。

子供たち一人一人に神殿の写真や絵を渡すか，神殿の絵を描いてもらいます。「神殿に行きたいな」（『子供の歌集』99）など，神殿についての歌を一緒に歌います。「神殿」という言葉を歌う度に，子供たちに写真を掲げてもらいましょう。その歌の中で，ほかにも神殿について大切なことを教えてくれている言葉に注目してもらいます。神殿について感じていることや，神殿が主の宮であることをどのようにして知ったかを子供たちに伝えます。

今週の活動ページか，「だい40しょう：カートランドしんでんでうけたじげん」（『教義と聖約物語』155－157）を用いて，神殿を訪れた天からの使者たちについて子供たちに話してください。教義と聖約110章にある，これらの出来事の神聖さをあなたや子供たちが理解する助けとなる言葉を紹介します。

子供たちに鍵を見せ，鍵の役割について話します。子供たちに交代で鍵を持ってもらい，鍵のかかった扉を開けるふりをしてもらいます。その際，ジョセフ・スミスがカートランド神殿で神権の鍵を授かったことを説明してください。これらの鍵は，福音を分かち合うことや神殿活動を行うことなど，主の教会において神の業を行えるように，力と祝福の扉を開いてくれます。

エリヤがジョセフ・スミスに委ねた鍵を子供たちが理解できるように，「エリヤが教えた真理」（『リアホナ』2001年10月号，フレンド10ページ）などの，エリヤや家族歴史に関する歌を一緒に歌います。あなたの心を先祖に向ける助けとなった経験について話してください。子供たちに，自分の祖父母やそのほかの先祖について知っていることを分かち合ってもらいます。

109章や110章から，神殿の祝福が強調されていると思う聖句を選んでください（『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要で提案されている聖句もあります）。ホワイトボードにこれらの祝福を書き，子供たちに，あなたが選んだ聖句を調べてそれらの祝福を見つけてもらいます。神殿がわたしたちにとって大切であることを，ほかの人にどう説明すればよいでしょうか。

子供たちに教義と聖約110：1－10を黙読してもらい，これらの聖句からイエス・キリストや神殿について学んだことを分かち合ってもらいます。子供たちに，神殿にいる自分と救い主の絵を描いてもらいます。

ある友達が自分の家を見つけようとしているところを子供たちに想像してもらいます。どの家が自分の家かを，その友達にどのように教えてあげればよいでしょうか。神殿が主の宮であることは，どうしたら分かるでしょうか。教義と聖約109：12－13を子供たちと一緒に読み，神殿が主の宮であることをどのようにして知ったかを伝えてください。神殿の写真を何枚か見せ，主の宮について感じていることを子供たちに分かち合ってもらいます。

「主のみたまは火のごと燃え」（『賛美歌』3番）を子供たちと歌い，この歌がカートランド神殿の奉献式で歌われたこと，そして今日も神殿の奉献式で歌われていることを伝えてください。この歌がカートランド神殿の奉献式にふさわしかったのはなぜでしょうか。

画像

カートランド神殿の内部

子供たちに，教義と聖約110：11－16を調べて，カートランド神殿に現れた3人の古代の預言者たちの名前を見つけてもらいます。次に，これらの聖句から，それぞれの預言者がジョセフ・スミスとオリバー・カウドリに何を「ゆだねた」か，つまり授けたかを述べている言葉を，子供たちが見つけられるよう助けます。「だい40しょう：カートランドしんでんでうけたじげん」（『教義と聖約物語』155－157）に，役立つ記述が見つかります。

ラッセル・M・ネルソン大管長が述べた神権の鍵に関する次の説明を分かち合ってください。「皆さんのポケットの中には，家や車の鍵があるかもしれません。他方，神権の鍵は触れることも見ることもできません。それは神権の権能の『スイッチ』を入れます。」（個人の神権の責任」『リアホナ』2003年11月号，45）神権の鍵の重要性を説明するために，家の鍵や車の鍵をなくすことで生じる問題を子供たちと話し合ってください。これは神権の鍵が失われることで起きる問題とどのように似ているでしょうか。今日だれが神権の鍵を保持していて，これらの鍵が神のすべての子供たちに祝福の扉を開くためにどのように使われているかを，子供たちが理解できるよう助けます（『真理を守る』「神権の鍵」の項，107－108参照）。

カートランド神殿で回復された鍵についてさらに説明するために，“By the Hand of Elijah the Prophet”（「預言者エリヤの手によって」）（ChurchofJesusChrist.org）というビデオを見せます。エリヤの鍵によって可能となった業に参加するために，わたしたちにできることについて話し合います。または，「王国に集合する民」（ChurchofJesusChrist.org）というビデオを見せ，天の御父の子供たちが御父のもとに集合できるよう助けるには，どのようなことができるかを話し合ってください。