新約聖書 2023年
10月2-8日  エペソ:「聖徒たちをととのえて」


「10月2-8日  エペソ:『聖徒たちをととのえて』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:新約聖書 2023年』

「10月2-8日  エペソ」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2023年』

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10月2-8日

エペソ

「聖徒たちをととのえて」

エペソ人への手紙を研究しながら,どの原則を強調すると自分の教える子供たちにとって祝福となるか,考えてください。読みながら,心に浮かぶ考えを書き留めます。

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分かち合うよう招く

子供たちに一列に並んでもらいます。先頭から始めて,子供たち一人一人に,家族の聖文研究や初等協会,そのほかの場所で最近,福音について学んだことを分かち合ってもらいます。

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教義を教える:年少の子供たち

エペソ2:19

教会の会員は皆,友達であり,「同じ国籍の者」であるべきである。

クラスの子供たちはお互いに「異国人」でしょうか,それとも「同じ国籍の者」でしょうか。ワードのほかの会員に対してはどうでしょうか。違いはあっても,救い主が助けてくださるので,わたしたちは愛し合い,一つになることができることを,子供たちに理解してもらいます。

活動案

  • 部屋の中央に救い主の絵を置きます。子供たちに部屋のあちこちに立ってもらい,「異国人」や「宿り人」になってもらいます。これはまだ知らない人たちを意味することを,子供たちに理解してもらってください。あなたがエペソ2:19を読む間,子供たちにキリストの絵に向かって移動してもらい,皆が集まるようにします。救い主に近づくと,わたしたちはほかの人々と「同じ国籍の者」,つまり友達として一つになることができることを伝えます。

  • 世界中の子供たちの写真を集め,それを部屋のあちこちに隠しておきます。部屋のいちばん前に救い主の絵を置きます。子供たちに,宣教師のように二人一組になり,交代で「異国人」の写真を見つけ,救い主の絵の近くに置いてもらいます。バプテスマを受けると,その人は教会という家族の一員となり,「神の家族」となることを,子供たちに理解してもらいます。新しい人が歓迎されていると感じられるように,わたしたちにはどんな助けができるでしょうか。

エペソ6:1-3

天の御父は,わたしが親に従うことを望んでおられる。

エペソ6:1-3を読み,親に従うことがなぜ大切なのかを子供たちに理解してもらう方法を考えましょう。

活動案

  • エペソ6:1を教師が読みます。または,一人の子供に読んでもらってもよいでしょう。自分が親に従ったときのことを考えてもらいます。従うことでどのような祝福を受けたか,また従ったときにどのように感じたかも話してもらいます。親に従うことはなぜ大切なのでしょうか。

  • 「よく聞いて」『子供の歌集』71)など,従うことに関する歌を一緒に歌います。子供たちに,親から行うように言われることを代わる代わる挙げてもらい,それを行う動作をしてもらいます。

  • イエス・キリストがバプテスマを受けておられる絵(『福音の視覚資料集』35番参照)を見せ,バプテスマを受けることによって救い主が天の御父に従われたことを話します(2ニーファイ31:6-7参照)。親に従って祝福を受けたときのことを,教師が話します。天の御父は,なぜわたしたちが親に従うことを望んでおられるのでしょうか。

エペソ6:10-18

神の武具は,わたしを悪から守ってくれる。

正しいことをするのは武具を身に着けるようなものであるということを子供たちに理解してもらうために,どう助けたらよいでしょうか。

活動案

  • 今週の活動ページまたは『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』今週の概要に載っているもののような,武具を身に着けた人の写真(または絵)を見せます。エペソ6:10-18をかいつまんで話しながら,いろいろな武具が体の各部分をどのように守ってくれるかを,子供たちに説明します。(「神の武具」『リアホナ』2016年6月号,70-71参照)

  • エペソ6:14-17に出てくる武具を表すものを,幾つかクラスに持って来るか(帽子やエプロンなど),あるいは紙で簡単な武具を作ります。子供たちに,交代で「武具」を身に着けてもらいます。神の武具をどのようにして身に着けるかを,子供たちが理解できるよう助けてください(聖文を学ぶ,人々に仕える,祈る,従うなど)。これらのことを行うとなぜ悪から守られるか,話し合います。

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教義を教える:年長の子供たち

エペソ2:13-19

わたしたちは神の家族に属する「同じ国籍の者」である。

子供たちは,福音を学ぶ良い友人がいると強くなります。子供同士で強い友情を築けるように,どんな助けができるでしょうか。

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初等協会の活動

わたしたちは神の聖徒と「同じ国籍の者」である。

活動案

  • エペソ2:19を一緒に読み,異国人あるいは宿り人とはどのような意味かを話し合います。自分が異国人か宿り人のようだと感じたときにだれかが歓迎し,受け入れてくれた経験を,教師が話します。子供たちにも,同じような経験を分かち合ってもらいます。異国人ではなく「同じ国籍の者」となるために,わたしたちには何ができるでしょうか。クラスの中に,自分を異国人のように感じて,あまりクラスに来ていない可能性のある子供はいませんか。このような子供たちに歓迎され,愛されていると感じてもらうためにできることを,子供たちに計画してもらいましょう。

  • 子供同士の関係を強くするために,ホワイトボードに,「祈りがこたえられたのはいつでしたか」「家族と一緒にする好きな活動は何ですか」など,自分のことを話すきっかけとなる質問を幾つか書き出します。子供たちを二人一組にして,互いに質問し合ってもらいます。お互いについてどのようなことが分かったでしょうか。

エペソ6:1-3

天の御父はわたしが親に従い,親を敬うことを望んでおられる。

なぜ親に従うことが大切なのかを子供たちに理解してもらう方法について考えましょう。

活動案

  • 子供たちに,エペソ6:1-3を黙読し,印象に残った言葉を発表してもらいます。その言葉を紹介するときには,なぜその言葉が大切だと感じたかも話してもらいましょう。

  • 聖文の中から,救い主(ルカ2:42-52参照),ルツ(ルツ1章参照),ニーファイ(1ニーファイ3:1-8参照)など,親に従い,親を敬った人の例を見つけて,話せるよう子供たちを助けます。親に従い,親を敬うことはなぜ大切なのでしょうか。

  • 上の方に「うやまう」と書いた小さな紙を,一人一人の子供に渡します。その言葉の意味について話し合いましょう。親を敬っていることを示すために子供たちにできることを文字で書くか,絵に描いてもらいます。

エペソ6:10-18

神の武具は,わたしを悪から守ってくれる。

エペソ6:10-18を読むときに,子供たちが直面する霊的な危険にはどのようなものがあるか,それに対抗するためにどのようにして子供たちを強めることができるかを考えましょう。

活動案

  • 一人の子供にエペソ6:10-18を読んでもらいます。別の子供に,聖句に書かれている武具をホワイトボードに書き出してもらいます。または,絵で描いてもらってもよいでしょう。戦いでは,なぜ武具が重要なのでしょうか。毎日霊の武具を身に着けるには,どうすればよいでしょうか。

  • 一人一人の子供に,エペソ6:14-17に出てくる武具を一つ描き,その名称を書いてもらいます。これらの武具は,わたしたちを悪からどのようにして守ってくれるでしょうか。神の武具を身に着ける人に,主はどのような約束をしておられますか(エペソ6:13参照)。「悪しき日にあたって,よく抵抗〔する〕」とはどのような意味でしょうか。

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家庭で学ぶよう励ます

今週,自分を異国人のように感じている可能性のある人を心に留めるよう子供たちに勧めます。その人に手を差し伸べる行動をするよう勧めましょう。

教え方を改善する

年少の子供たちが聖文から学べるように助ける。年少の子供たちは聖文から学ぶことができますが,一つの節,あるいは重要な言葉だけに焦点を当てる必要があるかもしれません。具体的な言葉が聞こえたら,子供たちに立ち上がってもらうとよいでしょう。(『救い主の方法で教える』25-26参照)