なぜ什分の一を納めるのか

神の戒めの一つは，収入の10分の1である什分の一を主の教会に納めることです。什分の一を納めるとき，わたしたちは受けている祝福への感謝を神に示します。主を信頼していることと，すべてのことについて進んで主に従うことを示します。

画像

什分の一としてメルキゼデクに物品を持って来る人々

「メルキゼデク—倉の管理人」クラーク・ケリー・プライス画

旧約聖書の教え

旧約聖書の時代から，神の民は什分の一を納めてきました。例えば，アブラハムは什分の一を納めました（創世14：18－20参照）。什分の一の律法はまた，モーセやマラキを含む，古代の預言者たちも教えています（レビ27：30－34；ネヘミヤ10：35－37；マラキ3：10参照）。

1838年，預言者ジョセフ・スミスは主に，教会員はどのように什分の一を納めるべきかを尋ねました。主の答えは教義と聖約第119章に記録されており，そこには会員は自分の利益の10分の1を教会にささげるべきであると記されています（4節参照）。教会指導者は，「利益」とは収入を意味すると教えています。

画像

封筒を渡しながら握手をする人たち

写真／ジェイミー・デール・ジョンソン

什分の一を納める方法

什分の一は，donations.ChurchofJesusChrist.orgでオンラインの献金フォームに記入することによって納めることができます。または，紙のフォームに記入して，ビショップリックまたは支部会長会の一員にお金を渡すこともできます。〔訳注：日本ではオンライン献金または郵便局での払込のみ〕すべてのお金は教会本部に送られ，そこで教会指導者たち（大管長会，十二使徒定員会，管理ビショップリック）が，よく祈って使い方を決めます。

主は，什分の一を納める人は物質的にも霊的にも祝福を受けると約束しておられます。什分の一はまた，神のすべての子供たちに，神について学び，福音の中で成長する機会をもたらします。

画像

ソルトレーク神殿

什分の一基金の使い道

什分の一のお金は，世界中で主の教会を築き上げるために使われています。これには，神殿やそのほかの教会の建物の建設，聖典やそのほかの資料の印刷，教会所有の学校への資金提供，家族歴史と伝道活動の支援などが含まれます。

年に1度，教会員はビショップ（または支部会長）と会い，自分が什分の一完納者であるかどうかをビショップに伝えます。