マタイ18章；ルカ10章

マタイ18：21を読み，子供たちに「あなたを赦します」と7回言ってもらいます。次の質問をします。「7回赦せば十分でしょうか。」22節を読み，イエスはわたしたちに，いつでも赦すことを選んでほしいと望んでおられることを説明します。

無慈悲な僕のたとえ話を紹介します（マタイ18：23－35 参照）。必要に応じてこのように説明します。だれかに不親切なことをされると，はじめはきっと怒りや悲しみを感じます。しかし，赦すことで再び平安を感じることができるのです（だれかに傷つけられたら，両親や信頼できる大人に話すべきだということを，子供たちが理解するのを助けるように促されるかもしれない）。

黒板に「わたしはあなたをゆるします」と書き，この言葉によって悲しみが幸せに変わると子供たちに話します。黒板に悲しそうな顔を描き，互いを赦した子供の事例を幾つか紹介します。それぞれの話の後，一人の子供に悲しい顔を笑顔に変えてもらいます。

「人をゆるせるように（くいあらため）」『子供の歌集』52を子供たちと歌います。「助け」という言葉が聞こえたら立つように言います。わたしたちが人を赦せるよう天の御父が助けてくださることについて，あなたの証を述べます。

一人一人の子供に「あなたの隣人はだれですか」と尋ねます。たとえ近くに住んでいなくとも，わたしたちの助けを必要としている人はだれでも隣人であり，その人に愛をもって接するべきであるとイエスが教えられたことを説明します。

ルカ10：25－37を読み，子供たちに様々な役を交代で務めながら良いサマリヤ人のたとえ話を演じてもらいます。毎回の終わりに，良いサマリヤ人のようになる方法について話してもらいます。

だれかが助けを必要としている状況の例を幾つか紙に書き出し，その紙を部屋の様々な場所に隠します。紙を見つけ，その状況にある相手に対してどのように親切にできるか，子供たちに説明してもらいましょう。

「すべての人を愛しなさい」と「自分から始めよう」『子供の歌集』39，83を子供たちと一緒に歌います。子供たちを二人組に分け，それぞれ人に愛や優しさを示す方法を幾つか考えてもらいます。考えたことを，各組ごとにクラスで発表してもらいます。

小さな紙に，人に愛を示す方法を書いてもらいます。これらの紙を使って鎖を作り，その鎖を家に飾って，優しくなることを思い出せるようにします。

子供たちとマタイ18：23－35を読みます。君主または王は天の御父を表し，僕はわたしたち，仲間の僕はわたしたちを傷つける人を表します。子供たちに次の質問をします。「人を赦すのが難しいのはどのようなときですか。傷ついた気持ちを，どのように忘れましたか。間違った選びをしたために，赦してもらう必要があったのはどのようなときですか。」

次の計算問題70×7を黒板に書きます。子供たちに答えを出してもらいます。一人の子供にマタイ18：21－22を読んでもらい，いつでも赦すべきであることを教えるために，イエスがこの数字を用いられたことを説明します。

子供たち全員に紙を一枚ずつ配り，ほかの子供にいじわるをしている子供の絵を描いてもらいます。次にその紙を隣の人と交換し，交換した紙の裏側に，人を赦す方法を描いてもらいます。

子供たちに，人を赦す必要がある状況を幾つか一緒に考えるよう勧めます。それぞれの状況でどのように相手を赦すか，子供たちに実演してもらいます。

「人をゆるせるように（くいあらため）」『子供の歌集』52を子供たちと歌います。子供たちが歌詞の内容について，また人を赦すことについてどのようなことが教えられているか理解できるように助けます。

良いサマリヤ人のたとえ話の一部を一人一人に割り当て，絵を描いてもらいます。絵を順番に並べ，それらの絵を使って話を紹介してもらいます。

ユダヤ人はサマリヤ人を非常に嫌っていたので，エルサレムからガリラヤへ行くときはサマリヤ人と出会わなくて済むようにサマリヤを避けて回り道をしたことを説明します（聖書の地図.1番「聖地の地図」参照）。イエスはなぜ，このたとえ話において親切な人の例としてサマリヤ人を使ったのでしょうか。この話は，困っている人を助けることについて何を教えているでしょうか（モーサヤ4：16－22も参照）。

だれかが自分に対して良いサマリヤ人のようになってくれたときの経験を，子供たちに分かち合ってもらいます。

今週，良いサマリヤ人のようになるという目標を立てるよう子供たちにチャレンジします。例えば，病気の人や孤独を感じている人をだれか知っているでしょうか。あるいは，定期的に教会に来ていない人を知っているでしょうか。その人をどのように助けられるか，子供たちに尋ねます。