マタイ27章；マルコ15章；ルカ23章；ヨハネ19章

イエスの裁き，十字架の刑，埋葬について話しながら，『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要に載っている絵を見せます（『福音の視覚資料集』57－58番も参照）。これらの出来事について知っていることを子供たちに話してもらいます。3日目にイエスが復活されたことを強調します。別の言葉で言えば，イエスは生き返られたのです。

子供たちに，自分一人ではできないために親にやってもらっていることを幾つか挙げてもらいます。救い主の絵を見せます。イエスのおかげで，わたしたちは復活することができると説明します。これは，わたしたちが自分ではできないことです。

あなたの知っている人で，亡くなった人の写真を見せます。イエスのおかげでその人はいつか再び生きるというあなたの証を述べます。

兵士たちがイエスに対してどのようなひどいことをしたかを説明し（マタイ27：26－37），次にルカ23：34を読みます。人を赦すとき，わたしたちはその人に対してもう怒りは抱かずに，愛を示すことを説明します。

だれかが不親切な言葉を言ったり，不親切な行いをしたりする具体的な例を示します。そのような状況でどうしたら人を赦すことができるか，子供たちに話してもらいます。

「人をゆるせるように（くいあらため）」（『子供の歌集』52）など，赦しに関する歌を歌います。「だれを赦すべきでしょうか」「赦すのが難しいときにはだれが助けてくれるでしょうか」など，歌の中に答えがある質問をしてください。

最近の『フレンド』から，人を赦した子供の話を見つけます。子供たちに，その話を分かち合ってください。

ルカ23：32－33，39－43をかいつまんで話し，『福音の視覚資料集』57番の絵に描かれている二人の犯罪人はどの人か，子供たちに見つけてもらいます。最初の犯罪人がイエスをあざけったけれども二人目の犯罪人は自分が悪いことをしたことを認めて悔い改め始めていたことを説明します。

教義と聖約19：16を子供たちに読み聞かせます。イエスはなぜ，わたしたちのために苦しまれたのでしょうか。

わたしたちは天の御父に祈ることができ，御父はわたしたちが罪や間違いを正して赦しを受けられるように助けてくださると説明します。

子供たちにホワイトボードにペンでしるしを書いてもらいます。これは，間違った選択を表しています。次に，悔い改めを表すために，そのしるしをきれいに消してもらいます。救い主の絵を見せ，主のおかげで悔い改めることができることを証します。

マタイ27：11－66から，重要な出来事を別々の紙に書きます（助けとして，「だい52しょう：イエスのしれん」と「だい53しょう：イエス，十字かにおかかりになる」『新約聖書ものがたり』133－138，またはChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオを参照）。この聖句をよく読んで，それぞれの出来事を正しい順番に並べるよう子供たちに言います。

一人の子供にマタイ27：54を読んでもらい，イエスが神の御子であられると知るために役立つ事柄を子供たちに分かち合ってもらいます。

「見よ，罪のために」（『賛美歌』108番），または別の聖餐の賛美歌から，主が十字架につけられたことについて何が分かるか子供たちに尋ねます。イエスはなぜわたしたちのために進んで苦しまれたのでしょうか（教義と聖約18：10－11；19：16参照）。

イエスにひどいことをした兵士たちと（マタイ27：26－37），彼らをお赦しになったイエス（ルカ23：34）について書かれている箇所を，子供たちに交代で読んでもらいます。（ジョセフ・スミス訳ルカ23：35〔『聖句ガイド』内〕から分かることも参照してください。）イエスの模範から，何を学べるでしょうか。

「自分にひどいことをする人をゆるすために何ができますか」とホワイトボードに書きます。子供たちに交代で，ホワイトボードに自分の考えを書いてもらいます。「その人に思いやりを持てるように祈る」「その人について良いことを考える」などがあるでしょう。

一人の子供にルカ23：32－33，39－43を読んでもらいます。イエスと一緒に十字架につけられている二人の人は，犯罪人であったことを説明します。一人の犯罪人は自分が悔い改め始めていることをどのように示したでしょうか。わたしたちは自分が悔い改めていることを示すために，どんなことができるでしょうか。（『聖句ガイド』「悔い改め」の項，scriptures.ChurchofJesusChrist.org参照）

次の文をホワイトボードに書きます。斜体の言葉は，書かずに空欄にしておきます。「わたしはイエス・キリストのあがないのおかげで悔い改めるときにゆるしを受けることができます」。空欄を埋められるように，子供たちにヒントを与えます。

一人の子供に袋を持ってもらいます。だれかがしそうな間違った選択をほかの子供たちが挙げるごとに，石を袋に入れてもらいます。子供たちがその袋を，わたしたちが罪を犯すときに負う霊的な重荷と考えることができるように助けます。悔い改めは，袋から石を取り出すことと，どこが似ているでしょうか。悔い改めは一度きりのことではなく，日々行われる過程であることを子供たちに思い起こしてもらうとよいでしょう。

最近の『フレンド』から，悔い改めについての話やメッセージを探し，子供たちと分かち合ってください。