2017
パトリック・キアロン長老
2017年11月


パトリック・キアロン長老

七十人会長会

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パトリック・キアロン長老

パトリック・キアロン長老は,ヨーロッパ地域の会長を務めているとき,戦争で荒廃した中東から安全を求めてヨーロッパにやって来た200万人の難民の旅を目撃しました。「彼らの目を見ながら,彼らが経験したこと,すなわち,どのような脅威から逃れ,避け所を見つけるために危険な旅をしてきたかという話を聞いたわたしは,前と同じままでいられるはずがありません」とキアロン長老は述べています。「きわめて多くの物を失った個人や家族を助けるために,世界中の教会員が惜しみなくささげているのを目の当たりにしてきたことは,心が鼓舞される経験でした。」

2010年4月3日に中央幹部七十人として支持されたキアロン長老は,2017年8月1日に七十人会長会に召されました。

キアロン長老は,1961年7月,イングランドのカンバーランド州カーライルで,パディーとパトリシア・キアロンの間に生まれました。父親はイギリス空軍に従軍しており,キアロン長老は中東およびイギリスで教育を受けました。

教会の求道者であったとき,「人が存在するのは喜びを得るためである」(2ニーファイ2:25)というモルモン書の聖句を見つけました。「その聖句が耳に鳴り響きました」とキアロン長老は言っています。「喜びなさいという救い主の教えに従うことによってわたしたちの生活がどんなに豊かになり得るかを,それまでに出会った人たちの中に目の当たりにしたのです。」長老は1987年のクリスマスイブに教会に加わりました。

また,ブリガム・ヤング大学の学生としてイングランドで勉学中のジェニファー・キャロル・ヒュームに出会いました。二人は1991年にカリフォルニア州オークランド神殿で結婚し,2010年に長老が召されるまでイングランドに住んでいました。夫妻には4人の子供がいます。

これまでイギリス,サウジアラビア,アメリカ合衆国に住み,医療,食品,運送,自動車業界を含む様々な業界で働いたことがあり,自身も通信コンサルティング会社を経営していました。慈善事業や,学校,企業庁,大学などの理事会活動など,市民活動にも携わってきました。

キアロン長老はワード書記補佐,ワード若い男性会長,ビショップリック顧問,支部会長,ステーク会長,地域七十人など,教会で多くの召しを果たしています。