総大会のメッセージから学ぶ

総大会のメッセージを用いて教える計画を立てる際，以下の質問が教師の助けとなるでしょう。

1. 話者は何を理解するようわたしたちに望んでいるでしょうか。福音のどの原則を教えているでしょうか。自分たちの定員会や扶助協会にどのように当てはめることができるでしょうか。

2. 話者はそのメッセージの裏付けとして，どの聖句を用いているでしょうか。理解を深めるために参照することのできる聖句はほかにあるでしょうか。（メッセージの注や聖句ガイドから幾つか見つけられるでしょう。）

3. そのメッセージについて会員が深く考えるのを助けるために，どのような質問をするとよいでしょうか。そのメッセージが自分たちの生活，家族，および主の業にどう関連しているのかを会員が理解するためにはどのような質問が助けになるでしょうか。

4. 集会の中に御霊を招くために，ほかに何ができるでしょうか。話し合いをさらに良くするために，物語やたとえ，音楽，絵を含め，利用できるものはあるでしょうか。話者は何を利用しましたか。

5. 話者が勧めたことはありますか。その勧めに従って行動する望みを会員が持てるようにするには，どうしたらよいでしょうか。

会員が総大会メッセージから学ぶのを助ける方法はたくさんあります。以下に幾つかの例を示しますが，あなたの定員会や扶助協会において，もっと効果のあるアイデアがほかにもあるかもしれません。

• グループで話し合う。会員を小さなグループに分け，各グループに大会メッセージから別々の部分を割り当てて読んで話し合ってもらいます。その後，学んだ真理を各グループに発表してもらいます。または，それぞれ別の割り当て部分から学んだ人たちを一つのグループにして，学んだことを互いに分かち合ってもらうのもよいでしょう。

• 質問に答える。大会メッセージについて以下のような質問に答えるよう会員に勧めます：このメッセージから，どのような福音の真理を見つけましたか。これらの真理を当てはめるにはどうすればよいでしょうか。どのような勧めや約束された祝福が与えられているでしょうか。わたしたちが行うように神が望んでおられる業について，このメッセージは何を教えているでしょうか。

• 引用文を分かち合う。大会メッセージから，会員が救いの業における自分たちの責任を果たすように霊感を与えてくれる引用文を，分かち合ってもらいます。愛する人やミニスタリングを行う相手も含め，人々を祝福するために，それらの引用文をどのように分かち合うことができるかを考えるよう励まします。

• 物を使ったレッスンをする。前もって数人の会員に，大会メッセージの教えに関連した物を家から持って来るよう頼んでおきます。集会中に，それらの物がそのメッセージにどのように関連しているかを説明してもらいます。

• 家庭で教えるレッスンを準備する。会員二人に一組になってもらい，大会メッセージに基づいた家庭の夕べのレッスンを計画してもらいます。そのメッセージを自分の家族に関連付けるには，どうするとよいでしょうか。わたしたちがミニスタリングを行う相手と分かち合うには，どうすればよいでしょうか。

• 経験を分かち合う。大会メッセージの一部を一緒に読みます。その中にある教義を表したり，裏付けるような聖文や個人の経験を会員に分かち合ってもらいます。

• 聖文から学ぶ。大会メッセージの中の参照聖句の一つを読んでもらいます。そのメッセージの中の教えがどのように聖文をさらに理解する助けとなるかについて話し合ってもらいます。

• 答えを探す。前もって，大会メッセージを使って答えられる質問を幾つか作っておきます。深く考えさせたり福音の原則の応用を促すような質問をするようにします（『救い主の方法で教える』31－32参照）。会員に質問を選んでもらい，メッセージの中から答えを見つけてもらいます。小さなグループに分かれ，自分たちの答えについて話し合ってもらいます。

• 言葉を見つける。大会メッセージを調べるように会員に勧め，自分にとって大切だと思う言葉を見つけて，学んだことを分かち合ってもらいます。その教えは主の業を成し遂げるうえで，どのような助けとなるでしょうか。

• 何かを作る。大会メッセージからの短い霊的なメッセージを入れたポスターやしおりを作成するように勧めます。作成したものを分かち合う機会を提供します。