「総大会：教会の世界規模の集会」『リアホナ』2021年9月号
福音の基本
総大会：教会の世界規模の集会
総大会で，わたしたちは預言者やそのほかの教会指導者の話に耳を傾けます。指導者たちは神がわたしたちに聞いてほしいと望んでおられることを教えてくれます。
毎年4月と10月に，教会では総大会と呼ばれる一連の集会が開かれます。指導者たちがイエス・キリストとその福音について教え，証します。総大会はアメリカ合衆国ユタ州ソルトレーク・シティーで開かれ，80以上の言語で世界中に放送されます。すべての会員と，ほかにも関心を持っているあらゆる人が，話に耳を傾けるよう招かれています。
教会の最初の大会
教会が正式に組織されたのは，1830年4月6日の集会でのことでした（教義と聖約20章参照）。最初の総大会は1830年6月9日に開かれました。それ以来，総大会は教会の大管長の指示の下で，会員が集まれる所であればどのような場所でも開催されてきました。1840年代から，指導者たちは大会を年に2回開くようになりました。
今日の大会はどのような構成になっているか
総大会では，大管長会，十二使徒定員会，そのほかの教会指導者が話をします。テンプルスクウェア・タバナクル合唱団や教会のそのほかの聖歌隊が音楽を提供します。総大会は5つの部会で構成され，3つの部会が土曜日に，2つの部会が日曜日に開かれます。
指導者の教え
大会の何か月も前に，教会指導者は何を教えるべきかについて祈ります。主は指導者たちに霊感を与え，何を言うべきかをお知らせになります。指導者たちは福音の真理を教え，神の戒めを守るようわたしたちを招きます。また，イエス・キリストについて証し，主に従うようわたしたちを励まします。
大会から学ぶ
総大会の前に，わたしたちは主が自分たちに学ぶよう望んでおられることを聞けるよう祈ることができます。話に耳を傾けるとき，わたしたちが知る必要がある事柄を御霊が教えてくださいます。大会の後，説教はChurchofJesusChrist.orgや「福音ライブラリー」アプリ，『リアホナ』に掲載されます。わたしたちは祈りながら説教を研究することで，イエス・キリストとその福音についてさらによく学べます。
聖文から
イエス・キリストは，わたしたちはしばしばともに集うべきであると教えられました（3ニーファイ18：22参照）。
教会員が一緒に礼拝するとき，主は彼らとともにおられます（マタイ18：20参照）。
主は教会員に，「互いに教え合い，教化し合〔う〕」よう命じられました（教義と聖約43：8）。
教会員がキリストを信じる信仰を示すなら，教会員が集まるとき，主の御霊がともにあります（教義と聖約44：2参照）。