わたしに従ってきなさい
恵みとは何でしょうか


恵みとは何でしょうか

恵みとは,イエス・キリストの贖いを通して受ける神聖な助けと力です。恵みによって,わたしたちは罪と死から救われます。それに加え,恵みは日々わたしたちを強める力であり,終わりまで堪え忍べるように助けてくれます。主の満ちみちる恵みを受けるには,わたしたちの側の努力も求められます。

霊的に備える

恵みはあなたにとってどのような意味がありますか。イエス・キリストの力を感じることによって,あなたはどのような助けを得て人生を変えることができましたか。

若い女性は恵みについて何を知っているでしょうか。若い女性が自分の生活において恵みの力を理解できるように,どのように助けることができるでしょうか。

聖句や説教などで,あなたが恵みを理解する助けとなったものを思い出してください。若い女性が恵みを理解できるように,その中のどれを分かち合いたいという強い気持ちを感じますか。

エペソ2:8-9;2ニーファイ25:23(わたしたちは恵みによって救われる)

ピリピ4:13;ヤコブの手紙4:6-7 (イエス・キリストの恵みはわたしたちに力を与えてくださる)

モロナイ10:32-33(恵みにより,わたしたちはキリストにあって完全になれる)

聖句ガイド「恵み

J・デビン・コーニッシュ「『わたしは十分に善良でしょうか』 『わたしにできるでしょうか』」『リアホナ』2016年11月号,32-34

ディーター・F・ウークトドルフ「恵みの賜物」    『リアホナ』2015年5月号,107-110

デビッド・A・ベドナー「容易に重荷に耐えられるように『リアホナ』2014年5月号,87-90

恵み」『真理を守る』180-182

救い主の方法で教える

救い主は御自分に従う人々に,彼らの日々の生活の中で主の教えを生かす例を見せ,お教えになりました。人々がその意味を実感できるように,簡単な物語やたとえ,実例を使われました。あなたは若い女性に,恵みについて,また恵みが若い女性の生活においてどのように働くかを教えるために,どのような例を使うことができるでしょうか。

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ビデオ―「わたしたちは学びます」

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経験を分かち合う

毎回のクラスの最初に,前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れたときの経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます。それによって個人的な改宗が促され,福音が日々の生活に関連していることを理解できるように助けることができます。

教義を導入する

今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えます。

  • ホワイトボードに穴の底にいる人と,穴の上にいてはしごをおろしている人の簡単な絵を描きます。穴の中にいる人が救われるためには何が必要か,若い女性に尋ねます。穴の上にいる人の役割は何でしょうか。穴の中にいる人にはどんな役割がありますか。この絵から,若い女性は,救い主の恵みによってわたしたちがどのように救われるかについて,何を学ぶことができるでしょうか。

  • 恵みについて知っていることを若い女性に尋ねます。恵みとはどういう意味だと思いますか。自分の生活の中でどのような形で恵みを目にしますか。自分は恵みによって救われていると信じますか。恵みについて,どのような疑問がありますか。

一緒に学ぶ

以下の活動はそれぞれ,若い女性たちが恵みの教義を理解する助けになります。御霊の導きに従って,クラスにとって最も助けになる活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • 若い女性に,J・デビン・コーニッシュ長老の説教「『わたしは十分に善良でしょうか』 『わたしにできるでしょうか』」の一部を読むよう勧めます。 読みながら,以下の質問に対する答えを見つけてもらいます:「恵みとは何でしょうか。生活の中でどのように恵みを受けられるでしょうか。救い主の恵みにさらにふさわしくなるにはどうすればよいでしょうか。わたしは天へ戻ることができるでしょうか。」これらの質問について深く考える時間を取った後,福音に対する信仰や信頼について悩んでいる友人について考えるよう勧めます。この説教はどのようにその友人の助けとなるでしょうか。

  • ホワイトボードに開いている門と窓を描き,若い女性にディーター・F・ウークトドルフ管長の説教「恵みの賜物」の初めの部分を読んで,恵みとこれらの門と窓の対比を見つけてもらいます。 若い女性に,説教の残りの部分を割り当てて,その部分から恵みについて学んだことを1文にまとめて書き留め,分かち合ってもらいます。天の御父と御子の恵みを受けるには若い女性たちは何をすればよいでしょうか。 

  • レッスンの数日前に,若い女性の一人に,救い主のくびきを負うとはどういう意味かを,マタイ11:28と,デビッド・A・ベドナー長老の説教「容易に重荷に耐えられるように」から調べてきてくれるように依頼しておきます。自分が学んだことや,「くびき」はわたしたちとイエス・キリストの関係をどのように表しているかについて,話し合いを導けるように準備してきてもらいます。ベドナー長老の説教に書かれている文章の中から,若い女性が救い主の恵みについて理解するのに役立つものを分かち合ってくれるように励まします。

  • このアウトラインに紹介されている聖句について簡潔に要約して別々の紙に書き,部屋の四方の壁に貼ります。若い女性一人一人に聖句を一つ読んでもらい,その聖句に合った要約を見つけてその横に立ってもらいます。そして,その聖句から恵みについて何を学べるかを分かち合ってもらいます。自分の生活の中で,恵みを受けている証拠としてどんなことが挙げられますか。聖文からどんな例を思い出せるでしょうか(ニーファイ,アンモン,息子アルマなど)。

  • 若い女性一人一人に,『聖句ガイド』『真理を守る』を読んで恵みについて学んだことを書き上げてもらいます。その中から一つを選んで紹介し,それがなぜ自分にとって意味があるかを説明してもらいます。『福音の視覚資料集』あるいは教会機関誌の中から,神から恵みや助けを受けた人々の絵を見つけてもらい,二人一組,あるいは少人数のグループでそれを分かち合ってもらいます。自分自身の生活の中で同じような経験をしたことがあれば,それも分かち合ってもらいます。

  • 木の枝をクラスに持ってきて見せ,若い女性に救い主はヨハネ15:1―10で恵みについて教えるために枝をどのように使われたかを調べてもらいます。この聖句から,恵みについてどんなことが分かるでしょうか。一人の若い女性に,用意した枝を使って恵みについて学んだことを要約し,クラス全員と分かち合ってもらいます。

若い女性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。恵みの教義が理解できたでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やした方が助けになるでしょうか。

学んだことに従って生活する

若い女性が,今日学んだことを応用するためのリストを作れるように助けます。その中から,今週しようと思うことを選んでもらいます。

若い女性に来週の学習予定を伝えます。学ぶ備えをするために,彼女たちは何ができるでしょうか。例えば,来週のレッスンに関連した説教を読んだり,ビデオを見たり,聖文を研究したりすることができます。

関連する青少年の活動

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若い女性がこのレッスンで学んだことを応用するためのミューチャルの活動を計画する。