わたしに従ってきなさい
神権とは何でしょうか


神権とは何でしょうか

神権とは天の御父の永遠の力と権能です。 神権を通して,神は天と地を創造され,治めておられます。 この力を通して,神はその子供たちを贖い,昇栄できるようにしてくださいます。 神は神権の儀式を行う権威をふさわしい男性に授けておられます。 天の御父のすべての子供たちは,これらの儀式を受け,神権の力と祝福を受ける資格を得ることができます。

霊的に備える

あなたは神権についてどんなことを知っているでしょうか。神権についてどんなことを学ぶべきだと感じますか。

若い女性は,生活の中で神権が行使され,自分や周囲の人々に祝福や力を与えているのを目にしているでしょうか。クラスの前に若い女性一人一人が神権について何を知っているかを確認するにはどうしたらよいでしょうか。彼女たちの知識を確認することで,何を教えるかを決める際に,どのような影響があるでしょうか。

準備する際,よく祈って以下の聖句や参考資料を研究してください。若い女性が神権とは何かを理解するのに,どの聖句や説教が役立つでしょうか。

ヘブル5:4;教義と聖約107:1-5信仰箇条1:5(人は神から召され,権能を持つ者によって聖任されなければならない)

教義と聖約84:17-22(神権の儀式によって神性の力が現れる)

教義と聖約121:34-46(神権の権能は義の原則によってのみ機能する)

ヘンリー・B・アイリング,「わたしとともに歩みなさい」,   『リアホナ』 2017年5月号,82-85

M・ラッセル・バラード「これがわたしの業でありわたしの栄光である」『リアホナ』2013年5月号,18-21

ニール・L・アンダーセン「神権に宿る力」『リアホナ』2013年11月号,92-95

神権」『真理を守る』105-109

アロン神権」『真理を守る』7-8

メルキゼデク神権」『真理を守る 』182-183

ビデオ―「すべての人が神権の祝福を受けることができる」

救い主の方法で教える

救い主は御自分の使命について教え,証するために聖文をお使いになりました。また弟子たちに,疑問への答えを見つけ,霊的な力を得るために聖文に頼るようにとお教えになりました。若い女性が疑問や困難に対する答えを見つけるために聖文に頼るように,どのように励ますことができるでしょうか。

経験を分かち合う

毎回のクラスの最初に,前回のレッスンで学んだことを生活に取り入れたときの経験について分かち合い,教え,証するように若い女性に勧めます。それによって個人の改心が促され,福音が日々の生活に関連していることを理解できるように助けることができます。

教義を導入する

今週のレッスンを導入するために,以下のアイデアから選ぶか,自分自身でアイデアを考えます。

  • 若い女性に神権についてどんなことを知っているか尋ねます。この概要の最初の段落を一緒に読むか,ビデオ「すべての人が神権の祝福を受けることができる」を見せます。そして,神権についてほかにどんな真理を学んだか尋ねます。

  • 若い女性に,クラス全体で,あるいは二人一組になって,信仰を異にする友達から神権とは何かと尋ねられたという設定でロールプレーをしてもらいます。若い女性は神権についてどのように説明するでしょうか。このレッスンの冒頭の説明を用いて,神権とは何かを理解できるように助けてください。

一緒に学ぶ

以下の活動は若い女性が神権を理解するのに役立つでしょう。御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • ヘンリー・B・アイリング管長は,「わたしとともに歩みなさい」という説教の中で,「聖なる神権に対する畏敬の念を深めてくれる」聖句があると話し,その幾つかを紹介しました。『リアホナ』2017年5月号,82-83一人一人の若い女性に,その聖句のいずれかを研究するように伝え,クラスのほかの若い女性たちに,神権について学んだことを伝えてもらいます。若い女性に,時間を数分取って「神権の力に関する,このように荘厳な描写に対する一つの反応の仕方は」で始まる段落で,アイリング管長が投げかけている質問について深く考えてもらいます。これらの質問は,若い女性が奉仕をするときにどのように啓発してくれるでしょうか。

  • 若い女性を幾つかのグループに分けます。各グループにアウトラインで提案されている一つ,あるいは幾つかの聖句,または,M・ラッセル・バラード長老の説教「これがわたしの業であり,わたしの栄光である」を割り当て,その中から神権について学べることを探してもらいます。印象に残ったことを分かち合ってもらいます。若い女性は,神権についてどのような経験を持っているでしょうか。 

  • 世の中の人々が力(お金,教育,人気,見た目の良さなど)を得る方法を挙げてもらいます。教義と聖約121:36-46を一緒に読み,神権の力の基となっている原則を挙げてもらいます。力を得るための世の方法と主の方法の違いを比較します。これらの原則について知っていることは,若い女性の神権に対する見方にどのような影響を及ぼすでしょうか。

  • 半数の若い女性に『真理を守る』から「アロン神権」の項(7-8)を読んでもらい,残りの半数に「メルキゼデク神権」の項(182-183)を読んでもらいます。一人ずつ,読んで学んだことを分かち合ってもらいます。若い女性が神権について理解することはなぜ大切だと感じるかを話してもらいます。

  • 若い女性一人一人に,ニール・A・アンダーセン長老の説教「神権に宿る力」の一部を読んでもらいます。それぞれに,自分が読んだ箇所から,神権について学んだことや,自分にとって神権はどのような意味があるかについて全員に話してもらいます。

  • 『真理を守る』106ページの「神権定員会」の項を読んでもらいます。アロン神権定員会と若い女性のクラスの組織はどのような点が似ているでしょうか。また,どのような違いがあるでしょうか。教会の女性も神権の規範に倣って組織されていることが理解できるように若い女性を助けてください(『わたしの王国の娘―扶助協会の歴史と業』138参照)。

若い女性に今日学んだことを分かち合ってもらいます。神権とは何かをさらによく理解できたでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。この教義にもっと時間を費やした方が助けになるでしょうか。

学んだことに従って生活する

若い女性に,今日学んだことをどのように生活に取り入れられるか考えてもらいます。例えば,彼女たちは以下のことを行うことができるでしょう。

  • 神権についてレッスンを準備し,家庭の夕べで教える。

  • 神権について学んだことを日記に書く。

若い女性に来週何を学ぶかを伝えます。学ぶ備えをするために,彼女たちは何ができるでしょうか。例えば,来週のレッスンに関連した説教を読んだり,ビデオを見たり,聖文を研究したりすることができるでしょう。