2018
教会をほんとうに必要とする6つの理由
2018年8月


教会をほんとうに必要とする6つの理由!

人生における多くのことは自由に選択できます。しかし,あなたがなるべき人物になるには,天の御父があなたのために作られた計画に従わなければなりません。

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教会の青少年

これまであなたは,なぜ教会があるのですか,または,なぜ教会が必要なのですか,と聞かれたことはありませんか。人々はなぜ,自分で霊的になれないのでしょうか。山や海辺など,特別な場所に行って神を近くに感じるだけでよしとしてはいけないのでしょうか。

どこにいても,神を近くに感じられることは確かですが(実際,これはほんとうによい考えです!),天の御父はあなたのために一般的な精神性よりもさらにもっとすばらしいことを用意しておられます。神はあなたが最高の自分になることを望んでおられます。事実,神は御自分が持っておられるすべてをあなたが受け継ぎ,永遠の命を得るように望んでおられるのです。そして,あなたがそうできるように,神は一つの計画と組織を備えられました。その計画とは救いの計画であり,末日聖徒イエス・キリスト教会がその組織であり,「全地の面における唯一まことの生ける教会」なのです(教義と聖約1:30)。

わたしたちがほんとうに教会を必要とする理由が6つあります。

1.イエス・キリストの福音を学び,生活に取り入れる

教会の会員であることの祝福の一つは,完全な福音を学べるということです(教義と聖約1:17-23参照)。わたしたちが学びたいと心から望み,そして謙遜,勤勉,従順であれば,復活とイエス・キリストの贖罪に関する証を得て希望を持つことができます。

教会の指導者と教会の資料から,福音の回復,今日の預言者の召し,神会の本質などの基本的な教義を学ぶこともできます。真実の教義に従って生活することにより,喜びと幸福を得ることができます。

2.必要不可欠な儀式を受け,聖約を交わす

御父の業は「人の不死不滅と永遠の命をもたらすこと」です(モーセ1:39)。でもわたしたちは時々,御父の業にはわたしたちの働きも必要であることを忘れているかもしれません。わたしたちは,福音の儀式と聖約に従順であることによって永遠の命の祝福を受ける資格がある者となります。ラッセル・M・ネルソン大管長はこう述べています。「望むだけでは,神のみもとに戻れません。その祝福が基づく律法に従う必要があります(教義と聖約130:20-21参照)。」1

わたしたちが受ける儀式と交わす聖約は,天の御父のみもとに戻り,御父とともに住むために必要なものです。これらの儀式と聖約には神権が必要で,それは神のまことの教会にだけ存在しています。これらの聖約がなければ,神のみもとに帰れなくなってしまいます。

3.互いに助け合いながら道を歩む

十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老はこう教えています。「主が教会を所有しておられる重要な理由の一つは,『永遠の命に至る細くて狭い道』にあって互いを支え合う聖徒の共同体を作ることなのです」(2 ニーファイ31:18)。」2

わたしたちは教会で,互いを思いやる関係を築きます。ともに導き,道案内をし,並んで歩くとき,互いに助け合って困難なときを通り抜けることができます(「神の子です」『賛美歌』189番;エペソ2:19参照)。十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老はこう言っています。「わたしたちは皆神の子であり,互いに教え合い,道を見いだせるよう,助け合わなくてはなりません。」3教会はそれを行うための最適な場所です。

4.家族が永遠の命を得られるように助ける

教会が存在するもう一つの大切な理由は,家族が永遠の命を得られるように助けることです。神殿における結び固めの儀式により,家族が永遠に一緒にいられるようになります。それが実現するには,そのような祝福を受けるにふさわしく生活しなければなりません。教会は,家族が互いに助け合ってそのような生活ができるように助けます。

クリストファーソン長老が教えているように,「教会が福音を教え,神権の儀式を施しているのは,家族を永遠の命に備えさせるためなのです。」4このように,教会はわたしたちが聖約に従って生活できるように助けます。すなわち,わたしたちが互いに支え合って道を歩めるように助けてくれるのです。

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学校にいる若い女性

5.世界中のすべての人を祝福する

クリストファーソン長老は,わたしたちが教会でともに働くとき,天の御父は「個人や少数の人では成し遂げられない事柄を達成〔される〕」と言っています。5

過去30年にわたり,教会が福祉,人道支援,奉仕プロジェクトに4,000万米ドルの寄付してきたことをあなたは知っていましたか。教会員の惜しみない献金と奉仕活動により,ほかの方法ではできないことを成し遂げてきました。

教会の類いまれな宣教師プログラムを通して,宣教師たちは世界中の人々と福音の光を分かち合っています。現在10万5,000人近くの宣教師(ヤングアダルトとシニアを含む)が奉仕しています。すばらしいですね。これは幾つかの都市の人口よりも多い数です。

会員の献金により,教会には世界中に神殿を建てる資金があります。2018年4月現在,稼働中,建設中,発表された神殿を合わせると182に上ります。

6.地上に神の王国を築く

神が教会を建てられた最も重要な理由の一つは,教会がこの地上における神の王国だからです(教義と聖約65参照)。主はジョセフ・スミスとその後のすべての預言者に神権の鍵を与えられました。クリストファーソン長老はこう教えています。「それらの鍵の権能の中に,教会の神権役員は,救い主の教義の純粋さと儀式の完全さを保っています。」6

教会の指導者を通じ,主は御自分の業を管理され,その子供たちを教え導いておられます。そのような指導者がいなければ,様々な種類の間違った考えや教えが脅威となって,わたしたちを暗闇,すなわち禁断の道に導いてしまうことになります。言い換えると,どうすれば永遠の命を得られるかを理解できるように,わたしたちには正しく召され,聖任された預言者と使徒による守りが必要なのです。それは主の教会でなければあり得ないことです。

メモ

  1. ラッセル・M・ネルソン「今こそ用意をする時期である」2005年4月の総大会

  2. D・トッド・クリストファーソン「なぜ教会が」2015年10月の総大会

  3. ジェフリー・R・ホランド「教会で教え,学ぶ」『リアホナ』2007年6月号,58

  4. D・トッド・クリストファーソン「なぜ教会が」

  5. D・トッド・クリストファーソン「なぜ教会が」

  6. D・トッド・クリストファーソン「なぜ教会が」