2021
イエス・キリストの福音はあなたにとってどんな価値があるか
2021年2月号


『わたしに従ってきなさい』

イエス・キリストの福音はあなたにとってどんな価値があるか

教義と聖約18-19章

2月22-28日

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マーティン・ハリスは,ニューヨーク州パルマイラにある最もすばらしい農場の一つを所有していました。いよいよモルモン書を出版する時期が来たとき,マーティンは印刷業者への支払いをするために,自分の農場を抵当に入れることを考えました。しかし,それには大きなリスクが伴いました。

決断の瞬間

もしモルモン書の出版に出資をして,それがあまり売れなかったならば,マーティンは農場を失うことになるのです。マーティンは難しい選択を迫られました。

あなたが重要な決断をするときに助けとなるものは何ですか。イエス・キリストの福音があなたにとってどんな価値があるかを知っていたら,それはあなたの決断に影響を与えるでしょうか。

喜んで払う犠牲

ジョセフ・スミスは,自分の財産をむさぼることなくモルモン書の印刷のために惜しみなく与えるようにとマーティンに告げる啓示を受けました(教義と聖約19:26参照)。

犠牲を払うことになりますが,主はマーティンに,神の子供たちのために主ほど犠牲を払った者はいないことを思い起こさせられました(教義と聖約19:18参照)。

犠牲がイエス・キリストの福音の一部であるのはなぜでしょうか。

尊敬すべき行い

マーティンはモルモン書の最初の5,000部を印刷するために,自分の農場を抵当に入れました。大管長会第一顧問のダリン・H・オークス管長は次のように述べています。「マーティン・ハリスが最も教会に貢献したことの一つに,『モルモン書』の出版の資金を調達したことが挙げられます。そしてそのことで,彼はいつの世でも尊敬されるべきなのです。」(「証人マーティン・ハリス」『リアホナ』1999年7月号,43)

「マーティン・ハリスの農場」アル・ラウンディ画

「最初の実り」ジェフリー・ハイン画