2019
試してみよう 新しい復活祭の伝統
2019年4月


試してみよう 新しい復活祭の伝統

今年の復活祭は,時間をさらに使って最高の贈り物を思い起こしましょう。

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baby Jesus, Mary and Joseph

For unto Us a Child Is Born,(「わたしたちのために御子がお生まれになった」)の一部/ by Lynne Millman Weidinger

キリスト教の祝日といえば,クリスマスが通常最も注目されますが,毎年復活祭で祝う昔の出来事がなかったならば,クリスマスも存在しなかったのです。

ゴードン・B・ヒンクレー大管長(1910-2008年)はこう教えました。「復活祭がなければクリスマスもありません。ゲツセマネとカルバリで贖いの業を行われたキリストがおられず,勝利の復活の出来事がなければ,ベツレヘムのみどりごイエスはほかの赤ちゃんと何も変わらなかったでしょう。1

毎年のお祝いに次の伝統を幾つか取り入れるとよいでしょう。

1.復活祭のキャロリングに参加する

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kids singing

トナカイや小人をテーマにしたこっけいな曲を除けば,クリスマスキャロルはすべてイエス・キリストについて歌っています。復活祭は救い主についての音楽を歌ったり,演奏するには最適な時季です。隣人の玄関ドアで歌ってもよいでしょう。

アイデアに行き詰まったら,賛美歌の「テーマ」の項で「イースター」や「贖い」の歌を探してください。イエス・キリストを祝う歌はどれも,復活祭のキャロリングにぴったりです。

2.だれかを赦す

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girls hugging

悔い改めの賜物についてどれほど頻繁に感謝しているでしょうか。復活祭は,ほかの人を赦すという同じ精神をどのように生かすかということにさらに思いを巡らす機会を与えてくれます。

イエスは教えられました。「それゆえ,わたしはあなたがたに言う。あなたがたは互いに赦し合うべきである。……

主なるわたしは,わたしが赦そうと思う者を赦す。しかし,あなたがたには,すべての人を赦すことが求められる。」(教義と聖約64:9-10

自問してみましょう。あなたはだれに悪い気持ちを持っているでしょうか。その人を赦す力を祈り求め,救い主にそのつらい気持ちがなくなるよう助けていただきましょう。

3.野外劇,演劇やコンサートを行う

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boy dressed up

復活祭の発表を計画してもよいでしょう。簡単な例は,家庭の夕べでの聖典の朗読会や,地域での「みんなで歌おう」コンサートなどです。

4.愛する家族の墓参りをする

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family visiting graves

イエス・キリストのおかげで,死はそのとげを失いました(1コリント15:55参照)。愛する家族の墓を訪れ,この偉大な知らせについて深く考えましょう。

墓参りで,復活に関連するお気に入りの聖句を声に出して読んでもよいでしょう。(多くのうちの)考えられる幾つかの聖句は,第1コリント15章20-22節アルマ11章42-44節教義と聖約88章14-16節です。

5.少し改善する

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Christ visiting the Americas

Jesus Christ Visits the Americas(「アメリカ大陸を訪れられたイエス・キリスト」)の一部/by John Scott

復活祭はゲツセマネでの出来事,十字架上で起こったこと,救い主が3日後に死からよみがえられたこと,そして天に上げられる前に40日間教え導かれたことをたたえるものです。

さらに,天へ上げられて間もなく,イエス・キリストはニーファイ人に姿を現し,教え導かれました(3ニーファイ11-28章参照)。祝うべきことがたくさんあります。

復活祭の期間を延ばしてもいいくらいです。復活祭の奇跡に少しでも長く喜びを感じましょう。復活祭の後の40日間,さらにキリストのようになれるよう意識して努力してみましょう。霊感を受けられるよう,ラッセル・M・ネルソン大管長の次の勧めを考えてみてください。「毎週少しの時間を取って,旧約聖書にあるイエスの言葉と行いをすべて学んでください。また,新約聖書にある主の律法を学んでください。イエスはキリストだからです。モルモン書にあるイエスの教えを学んでください。主の使命と教導の業について最も明らかに述べられている聖典は,ほかにありません。そして,教義と聖約にある主の言葉を学んでください。この神権時代においても主は民を教え続けておられるからです。」2

あなたの伝統

十二使徒定員会のディーター・F・ウークトドルフ長老は次のように教えました。「歴史上最も重要な日を見いだすには,約2千年前の夜にさかのぼる必要があります。その日,ゲツセマネの園で,イエス・キリストはひざまずいて熱烈な祈りをささげ,わたしたちの罪の贖いの代価として御自身をささげられたのです。」3

歴史上もっとも重要な出来事は,毎年時間を取って考える価値のあることです。このリストからでも,自分で選択したものでも,伝統はそのように考えるのを助けてくれます。

さあ,今年は何を加えますか?

  1. ゴードン・B・ヒンクレー「クリスマスのすばらしい,ほんとうの話」『リアホナ』2000年12月号,6

  2. ラッセル・M・ネルソン「預言者,指導力,神の律法」(ヤングアダルトのためのワールドワイド・ディボーショナル,2017年1月8日)broadcasts.lds.org

  3. ディーター・F・ウークトドルフ「見よ,この人だ」『リアホナ』2018年5月号,108