「えっ！これほんとうにするんですか？」

教会の教科課程開発チームが2019年用の新しい教科課程「わたしに従ってきなさい」のテスト施行を会員たちに依頼したところ，何度もこの質問を耳にしました。ほかにもこんな意見をよく聞きました。「最初は『とんでもない！』と思いました。うまくいくはずないと思ってました。」しかし，このような最初の懸念は，徐々に，「聖文研究が完全に変わった」とか「これはいい」という確信に代わっていきました。

なぜ彼らの経験があなたにとって重要なのでしょうか。それは，この新しい教科課程が家庭にいるあなたと家族のためのものであって，教会にいる教師のためだけのものではないからです。

大管長会の提言に従い，今月号では，この教科課程「わたしに従ってきなさい」の最新状況を見ていきます。この教科課程は，2013年に発表された青少年の教科課程の改訂版，2016年の『救い主の方法で教える』，ならびに2018年のメルキゼデク神権と扶助協会の新教科課程に続くものです。

20ページから始まる記事では，教科課程の開発を指導したジェフリー・R・ホランド長老が，実行すれば人を心の底から永遠に変える聖文研究の方法を説明しています。これは単なる教科課程ではなく，福音を日々学習し，実践する方法なのです。

わたしは家庭中心で教会が支援するこの新しい教科課程の開発について，預言者，聖見者，啓示者が指示を与えるのを見てきて，福音の実践に対する教会の柔軟な対応と，個人の霊的な成長に対してもっと本人が責任を取るよう促す動きに非常に合っていることに，驚きました。これを実行するならば，わたしたちはさらに大いなる光と真理を受け，イエス・キリストに従って悪しき者を捨てる力が強くなり（教義と聖約93：29－40参照），わたしたちの生活に平安がもたらされ，世の中は善くなることでしょう。