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背教と回復について,ほかの人にどのように説明することができるでしょうか


背教と回復について,ほかの人にどのように説明することができるでしょうか

わたしたちには,ほかの人と福音の真理を分かち合う機会があります。背教と回復は,回復された福音の基本原則であるため,これらの真理を,人々に説明する方法を知る必要があります。わたしたちは,ほかの人の気分を害することなく,福音の回復の重要性を宣言し,証するべきです。

霊的に備える

背教と回復について,ほかの人に教える機会はどんなときでしょうか。ほかの教師が,これらの概念について教えるために用いている効果的な教授法には何があるでしょうか。

背教と回復について,青少年がすでに知っている事柄は何でしょうか。青少年は,現在と将来にわたり,どのような機会にこれらの真理を教えたらよいでしょうか。

以下の聖句と資料を祈りの気持ちをもって研究してください。青少年がほかの人に背教と回復について説明する方法を学ぶのに,何が助けとなるでしょうか。

アモス8:11-12;使徒行伝3:20-21;2テサロニケ2:1-3(背教と回復の預言)

エペソ2:20(教会は,預言者と使徒という土台の上に建っている)

ダリン・H・オークス,「唯一まことの生ける教会」『リアホナ』2011年8月号,48-51

しばしば証を述べる」『わたしの福音を宣べ伝えなさい』198-199

背教と回復についてさらに詳しく知るには,『わたしの福音を宣べ伝えなさい』35-38の「大背教」や「ジョセフ・スミスを通して,イエス・キリストの福音が回復された」の項を研究するとよいでしょう。

救い主の方法で教える

救い主は,教えを受ける人々に,証するよう勧めました。そのようにすると,彼らは御霊を感じました。青少年が,ほかの人に背教と回復について証する方法を知るために,どのような助けができるでしょうか。

関連づける

毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。

  • 教会や自分たちの信条について尋ねられた事柄を分かち合うよう青少年に勧めます。彼らはどのように答えるでしょうか。

  • 背教と回復について,学んだ経験を分かち合うよう青少年に勧めます。青少年を教えた教師たちは,彼らが回復された福音の真理を理解するためにどんな助けをしましたか。

一緒に学ぶ

以下の活動は,青少年が,ほかの人と背教と回復について話す方法を学ぶのに役立つでしょう。御霊の導きに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • 大背教と回復が起こることに関する預言が記された聖句で,青少年が知っているものを分かち合ってもらいます。助けが必要な場合,「聖句ガイド」を使うか,この概要に挙げられている聖句を参照するよう提案します。青少年にそれらの聖句を使い,互いに背教と回復について説明する練習をしてもらいます。

  • ダリン・H・オークス長老の説教「唯一まことの生ける教会」の,最初の6つの段落を,クラスで一緒に読みます。わたしたちは,どのようにすれば,ほかの人の気分を害することなく,唯一真実の教会について証することができるか話し合ってください。説教の残りの部分を各生徒に割り当て,オークス長老が,ほかの信条を持つ人々に敬意を表しながらも,どのように彼らに力強く証したかを見つけるよう言います。クラスでペアを作り,学んだ方法を使いながら,真実の教会について交互に証を述べるよう勧めます。

  • 青少年は,『わたしの福音を宣べ伝えなさい』198-199ページの「しばしば証を述べる」の項を読みます。そしてクラスで教えるときに,証を述べることが大切な理由と,証を述べる際に基準となる事柄を挙げてもらいます。回復について教えるときに,証することの大切さを理解してもらえるよう,最近改宗した生徒に,どのようにしてジョセフ・スミスの最初の示現について証を得たか分かち合ってもらいます(事前にビショップの許可を得てください)。その改宗者に,ほかの人の証が,自分の改宗にどんな影響を与えたか分かち合ってもらいます。福音の回復について,あなたの証を伝えたり,青少年に,彼らの証を分かち合うよう勧めたりしてもよいでしょう。

  • 青少年は,『教師,その大いなる召し』164ページの「実物を用いたレッスン」の項を研究します。青少年がほかの人に,背教と回復について説明するのに役立つ,実物を用いたレッスンについて考えてみるよう勧めます。例えば,背教を説明するために,積木を使って教会を作ることもできるでしょう。一番下の積木に「使徒と預言者」と書いた紙をはり,教会は,使徒と預言者という土台なしには立つことができないことを示します(エペソ2:20参照)。実物を用いたレッスンのアイデアを,互いに分かち合うよう勧めます。青少年は,どのような機会に,ほかの人と背教と回復について教えることができるでしょうか。

青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。背教と回復について,ほかの人に説明する方法を理解できたでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やすべきでしょうか。

教師へのヒント

「学習活動に変化を持たせるならば,生徒は福音の原則をよりよく理解し,そして,それを記憶にとどめやすくなる。細心の注意を払って教授法を選ぶことによって,教える原則をより明確に,より興味深く,より記憶に残るものとすることができる。」(『教師,その大いなる召し』89)

行動するように勧める

今日学んだことを通して,何を実践しようと思ったか,青少年に尋ねてください。その気持ちに従って行動するよう励ましてください。御霊を求めながら祈り,フォローアップする方法を考えてください。