わたしがさらに天の御父のようになるために学ぶのに，戒めはどのような助けとなるでしょうか

戒めとは，わたしたちがさらに天の御父のようになるために愛する御父からいただく指示です。戒めを通して，天の御父はその御心をわたしたちに教え，互いに愛し合い，生まれながらの人を克服する方法を示してくださいます。戒めに従順に従うことによって，神の御前に戻って永遠の生命を手に入れる備えができるのです。このことを理解するなら，戒めは祝福であり重荷ではないことが分かります。

霊的に備える

よく祈ってこれらの聖文とリソースを研究してください。青少年が神の戒めの目的を理解するのに助けとなるのはどんなことでしょうか。

申命10：12－13；教義と聖約82：8－10（戒めは，わたしたちに対する神の御心を理解する助けとなる）

マタイ22：34－40（わたしたちは愛するように命じられている）

ヨハネ14：15；1ヨハネ5：1－3（わたしたちは神を愛するがゆえに戒めに従う）

教義と聖約88：22（日の栄えの栄光を受けるには，日の栄えの律法に従わなければならない）

教義と聖約93：20（戒めを守るなら，最後には神の完全さを受け継ぐ）

ディーター・Ｆ・ウークトドルフ「忘れな草」『リアホナ』2011年11月号，120－123

D・トッド・クリストファーソン「すべてわたしの愛している者を，わたしはしかったり，懲らしめたりする」『リアホナ』2011年5月号，97－100

「従順」『真理を守る』92－93

一緒に学ぶ

以下の活動は，青少年が戒めはさらに天の御父のようになるためにどのような助けとなるのか理解するのに役立つでしょう。御霊の導きに従って，クラスに最も適した活動を一つ，あるいは幾つか選んでください。

ホワイトボードに，戒めが与えられている理由を説明する助けとなる参照聖句を（この概念に載っているもののほか，思いつくものも含めて）幾つか書きます。クラスで一緒にその聖句を読み，その戒めからどんなことを学ぶように天の御父が望んでおられるのか話し合います。青少年に，自分の聖典にあるこれらの聖句に印を付け，余白にその教えの要約を書き込むように勧めます。そして自分の聖典の中で聖句を連結させる方法を教えます。
ホワイトボードに「神はなぜ戒めをお与えになったのでしょうか」と書きます。青少年に教義と聖約82：8－10を読んで，その質問の答えとなる意見を分かち合うように勧めます。彼らに，天の御父の戒めが与えられた真の目的を知ることがなぜ重要であると考えるのか尋ねます。この話し合いの中で，この概念の初めにある段落を分かち合うか，ディーター・F・ウークトドルフ管長の説教「忘れな草」から「第4に，福音の『なぜ』を忘れないでください」を読みます。
クラスの半分の生徒に，D・トッド・クリストファーソン長老の説教「すべてわたしの愛している者を，わたしはしかったり，懲らしめたりする」の第1段落を読んでもらい，残りの生徒には第2段落を読んでもらいます。それぞれが読んだ段落から，「神はなぜ戒めをお与えになったのでしょうか」という質問に対する答えを探すように勧めます。そこから気づいたことを話し合います。青少年に神の属性を箇条書きにするよう勧めます。次に，その属性を伸ばし，さらに天の御父のようになるための助けとなる戒めにはどのようなものがあるか考えてもらいます。
生徒に十戒と（出エジプト20：3－17参照），そのほかに思いつく戒めをホワイトボードに書いてもらいます。二人組か少人数のグループに分かれて，なぜ天の御父はこれらの戒めをわたしたちにお与えになったのか話し合ってもらいます。次に，マタイによる福音書第22章34節から40節を読んで，ホワイトボードに挙げられた一つ一つの戒めは，わたしたちが神と隣人への愛を育むのにどのような助けとなるのか話し合うように勧めます。

青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。彼らは，戒めを守ることは，さらに天の御父のようになるのにどのような助けとなるのか理解しているでしょうか。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やす価値はあるでしょうか。

行動するように勧める

青少年に今日学んだことについて深く考えてもらいます。そのことは，神の戒めに対する彼らの考え方にどのように影響するでしょうか。また，戒めに従順な彼らの姿勢にどのように影響するでしょうか。彼らが選択をする際にはどのように影響するでしょうか。これらのことに関する考えを日記に書くように青少年を励ましてください。