完全な癒し手であられる救い主

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physician meeting with patient

イラスト／ジョシュア・デニス

医師であるわたしのところに，所定の血液検査に異常が見られた患者がやって来ました。検査後の数日間，彼女はその検査結果が何を意味するかについてインターネットで調べました。わたしたちが面談したとき，彼女は動揺し心配していました。結果を説明しようとしましたが，彼女はまだ取り乱していました。

「うまくいかないことを考えて，悩まないでください。それはわたしの仕事です。そのためにわたしがいるのです。これについて何をすればよいか知るために一生懸命調べました。わたしたちが一緒にやれば乗り越えられますよ。わたしの指示に従ってくだされば，再び元気になる方法が分かります。わたしを信頼して重荷を下ろし，医療的なことはわたしに任せてください。そうすれば，あなたは良くなることだけに全エネルギーを集中させることができます。」

わたしがこう言うと，彼女の恐れは静まりました。さらに検査をする計画を立て，一緒に前進していくことを約束しました。

数か月後，わたしは自分の生活で困難な問題に直面しました。仕事のプレッシャー，子供が生まれること，予定していた引っ越しなどに押しつぶされそうになりました。いらいらし，不安になり，恐れを抱いている自分がそこにいました。

自分の心配事，罪，いらだちについて熱心に祈りました。祈っていると，御霊が，生活の中での救い主の重要性について証しました。まるで主がこう言っておられるようでした。

「どうなるのかと悩まないでください。それはわたしの仕事です。そのためにわたしがいるのです。これについて何をすればよいか知るために，すべての苦しみを受けました。わたしを信じていてください。わたしたちが一緒にやれば乗り越えられますよ。わたしの指示に従えば，再び元気になれます。わたしを信頼して，それらの霊的な重荷はわたしに負わせてください。そうすれば，あなたは最善の自分でいることだけに全エネルギーを集中させることができます。」

このことに気づくと，自分の心配事，罪悪感，いらだちを感じなくなりました。主に信仰を持つことで，進歩を妨げる無益な感情が取り除かれ，自分のできることに集中できました。福音に従って生活し，試練にあって救い主に頼ることができました。

医師が身体的な健康に導くのと同様に，完全な癒し手であられる救い主は，恥，心配事，罪悪感，いらいらした気持ちや不安という重荷さえも取り去り，再び霊的に健康になれるよう道を示してくださいます。それは主の仕事であり，主はそれを完璧に行われるのです。