「ギデオンの軍ぐん」『旧約聖書物語きゅうやくせいしょものがたり』

ギデオンの軍ぐん

戦たたかいで主しゅを信頼しんらいする

<ruby>食<rt>た</rt></ruby>べ<ruby>物<rt>もの</rt></ruby>をぬすむミデアン<ruby>人<rt>びと</rt></ruby>

イスラエルの民たみは何年なんねんもの間あいだ，祝福しゅくふくを受うけていましたが，その後のち，主しゅにしたがわないことを選えらびました。イスラエルの民たみが主しゅを思おもい起おこせるように，主しゅはてきのミデアン人びとが民たみの食たべ物ものと動物どうぶつをぬすむままにされました。イスラエルの民たみはうえていたため，主しゅを思おもい起おこし，主しゅに助たすけをいのり求もとめました。

士師しし6：1—7

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ギデオンに<ruby>語<rt>かた</rt></ruby>りかける<ruby>天使<rt>てんし</rt></ruby>

ギデオンはまずしい家族かぞくの生うまれでした。主しゅは天使てんしをつかわし，イスラエルを解放かいほうするためにギデオンをめされました。ギデオンは，なぜ主しゅが自分じぶんを選えらばれたのか不思議ふしぎに思おもいました。

士師しし6：11—15

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はかいされたぐうぞうの<ruby>横<rt>よこ</rt></ruby>でギデオンにいかる<ruby>民<rt>たみ</rt></ruby>

主しゅはギデオンに，イスラエルの民たみがいつわりの神かみを礼拝れいはいした場所ばしょをはかいするよう言いわれました。ギデオンがしたがうと，民たみはいかりました。

士師しし6：25—27

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いかる<ruby>人々<rt>ひとびと</rt></ruby>からギデオンを<ruby>守<rt>まも</rt></ruby>るギデオンの<ruby>父<rt>ちち</rt></ruby>

イスラエルの民たみはギデオンをころしたいと思おもいました。しかし，ギデオンの父ちちが，ギデオンをきずつけないよう民たみを説得せっとくしたので，ギデオンは守まもられました。

士師しし6：28—32

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いのるギデオン

ギデオンは，イスラエルを解放かいほうできるとは思おもっていませんでした。ミデアン人びとの軍ぐんには13万まん5,000人以上にんいじょうの兵士へいしがいたのです。しかし，主しゅはギデオンに知恵ちえと強つよさをおさずけになりました。

士師しし6：13－16；8：10

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<ruby>軍<rt>ぐん</rt></ruby>をはなれる<ruby>兵士<rt>へいし</rt></ruby>たち

主しゅはイスラエルの民たみに，自分自身じぶんじしんの力ちからではなく主しゅの力ちからによって勝利しょうりできることを知しってほしいと思おもっておられました。イスラエルには3万まん2,000人にんの兵士へいししかいませんでしたが，主しゅはギデオンに，おそれている兵士へいしはみな家いえに帰かえすようにと言いわれました。2万まん2,000人にんが家いえに帰かえった後あと，イスラエルに残のこった兵士へいしは1万人まんにんでした。

士師しし7：2—3

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主しゅは，1万人まんにんの兵士へいしではまだ多おおすぎると言いわれました。そしてギデオンに，軍ぐんを水みずぎわに連つれて行いくようにと言いわれました。口くちをよせて直接水ちょくせつみずを飲のんだ者ものは家いえへ帰かえされ，手てを使つかって水みずを飲のんだ者ものだけがとどまることができました。今いまでは残のこされたのはたったの300人にんになりました。

士師しし7：4—7

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らっぱとたいまつを<ruby>持<rt>も</rt></ruby>ってミデアンのじんえいを<ruby>取<rt>と</rt></ruby>りかこむイスラエルの<ruby>兵士<rt>へいし</rt></ruby>たち

ついに，イスラエルの民たみは戦たたかうじゅんびが整ととのいました。主しゅはギデオンに，ミデアン人びとを打うち負まかす方法ほうほうをしめされました。ギデオンは自分じぶんの軍隊ぐんたいに，らっぱとたいまつを使つかってミデアン人びとをこわがらせるように言いいました。さわがしい音おとと明あかりによってこんらんしたミデアン人びとは，たがいに争あらそい始はじめ，やがて，さけびながらにげて行いきました。

士師しし7：16－22

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<ruby>兵士<rt>へいし</rt></ruby>をひきいるギデオン

ギデオンは主しゅを信頼しんらいしていたので，イスラエルの民たみはわずか300人にんで大勢おおぜいのミデアン人びとの軍ぐんを打うちたおしました。主しゅがイスラエルの民たみを解放かいほうしてくださったのです。

士師しし7：23－25