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第21課 教師用資料:永遠の結婚と家族の教義


「第21課 教師用資料:永遠の結婚と家族の教義」回復の礎 教師用資料

「第21課 教師用資料」回復の礎 教師用資料

第21課 教師用資料

永遠の結婚と家族の教義

回復の一環として,主は永遠の結婚と家族に関する主の御心を啓示されました。本課は,生徒が永遠の結婚と家族の教義についてうまく説明できるようになり,その祝福を受けるために自分にできることを決められるようになることを目的としています。

教えるための提案

男女の間の結婚の目的は,神の計画の中にある

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手を取り合う新婚夫婦

レッスンの最初に,以下の質問をします(人を裁くような発言は控えるよう生徒たちに言います):

  • 結婚について皆さんは現在どんな見方,考え方をしていますか。

現代と同じように,ジョセフ・スミスの時代にも,異なる結婚観を持つ人がいたことを説明します。生徒に準備資料のセクション 1でシェーカー教徒の結婚に関する信条について学んだことを思い出してもらいます。

一人の生徒に,教義と聖約49:15-17を読んでもらいます。ほかの生徒には,結婚について主がどんな教義を明らかにされたか考えながら聞くように言います。

  • この聖句で主は,結婚についてどんなことを教えておられますか。(生徒は,次のような真理を見つけるかもしれません。結婚とは神によって定められたものである。夫と妻は子供をもうけるようにと命じられている。男女が結婚し,子供をもうけることで,地球を創造した神の目的を達成することを助けている。こうした考えのすべて,あるいは一部を見せるか,ホワイトボードに書くとよいでしょう)。

17節の「人(英文ではmeasure of man)」という言葉は,地球で暮らすよう神が用意された神の霊の子供たちを指していることを説明します。また,15節の「結婚は……神によって定められている」という言葉は,結婚とは神が命じ,作られた制度だという意味だと説明します。1995年,主は預言者を通して発表した「家族—世界への宣言」(ChurchofJesusChrist.org)の中で,「男女の間の結婚は神によって定められたもの」であることを改めて強調されました。

生徒に準備資料のセクション 1にあるデビッド・A・ベドナー長老の言葉をざっと読み返してもらいます。男女の間の結婚が天の御父の計画に不可欠な理由を何だと言っているか,クラスの生徒に考えてもらいます。

  • ベドナー長老の教えを読むと,男女の間の結婚が神の計画に不可欠な理由がどんな点でよく理解できるようになりますか。

初期の聖徒たちは永遠の結婚の祝福について学んだ

神殿で結婚した生徒がいれば,その生徒にとって永遠の結婚とはどのような意味があるか尋ねてもよいでしょう。ノーブー神殿の完成に先立ってジョセフが少数の忠実な教会員に永遠の結婚の教義を教え,彼らを結び固めたことを説明します。一人の生徒に,教義と聖約131:1-4を読んでもらいます。ほかの生徒には,預言者が何を教えたのか考えながら聞くように言います。

  • この聖句から,永遠の結婚についてどのような真理を学ぶことができますか。(生徒が答えた後,以下の原則を見せてください。日の栄えの王国の最高の階級を得るためには,結婚の新しくかつ永遠の聖約に入らなければならない。日の栄えの王国の最高の階級でしか昇栄を受けられないことを指摘してもいいかもしれません。)

教義と聖約132:19で,主はさらに,昇栄の祝福を受けるために「〔主の〕聖約の中にとどま〔る〕」必要があると教えておられることを生徒に指摘します。

  • 皆さんにとって,永遠の結婚にかかわる「〔主の〕聖約の中にとどま〔る〕」ことにはどんな意味がありますか。

神殿で結び固めを受けるだけでは十分でないことを強調してもよいでしょう。夫と妻の両方が,神殿の聖約を守る努力をし,強固で永遠に続く関係を築く努力をしなければなりません。

先ほど見せた原則に「その中にとどまる」という言葉を付け加えて,次の文を作って見せます。「……わたしたちは新しくかつ永遠の結婚の聖約に入り,その中にとどまらなければなりません。

生徒に,永遠の結婚のそのほかの祝福を,ホワイトボードに書いてもらいます。(生徒に準備資料のセクション 2から学んだことを書いてもらいます。)

  • これらの祝福のうち,あなたにとって最も大切なものはどれですか。それはなぜでしょうか。

教え,学ぶことを向上させる

生徒が予習できるよう助ける。自分で予習する生徒は,主を信じる信仰と,深く学べるよう助けることのできる主の力を信じる信仰を働かせています。準備資料を学び,学習活動を全部行うことによって学習のプロセスで自分の役割を果たすことができることを,生徒たちに伝えます。次回またはその先の幾つかのレッスンを見て,次のレッスンの準備のためにできることを生徒たちに伝えてもいいかもしれません。

自分の知っている夫婦のうち強いきずなで結ばれた愛ある結婚生活を送っている人たちと話すようにという課題が準備資料にあったことを,生徒に話します。その夫婦が永遠の結婚を築くために何をしてきたか,結婚によって彼らの生活がどんな風に豊かになったかについて話すようにという指示がありました。数人の生徒に,そのような会話から学んだことを発表してもらいます。

生徒たちに,どんな属性や特質,あるいは行動が,結婚の聖約を守り,愛のある義にかなった結婚生活につながるのかを,よく祈って深く考えてもらいます。時間を取って,自分が受ける促しを書き留め,それに従って行動するための計画を立ててもらいます。

神は,結婚と家族の教義を擁護することをわたしたちに望んでおられる

次の質問をします。

  • 結婚と家族の教義を擁護することはなぜ大切なのでしょうか(この質問に答えるために,準備資料のセクション 3を見ても構いません)。

  • あなたは結婚の教義をかつて擁護したことがありますか。擁護してきた人は,どのようにして擁護したのか話してください。

以下の文を生徒たちに見せて,以下の考え方を反映する言葉をこれまでに聞いたことがあるかどうか尋ねます。

「なぜ今結婚したいと思うのですか。あなたにはあなたの人生があります。なぜ,この時間を使って,人生を楽しんだり出世しようとしたりしないのですか。」

霊的な知識を得るための原則の一つは概念や疑問について永遠の観点から考えることだということを,生徒に伝えます。以下の活動を通して,生徒たちは結婚に関する疑問に関連して,この原則を学ぶことができるでしょう。

生徒を少人数のグループに分け,こうした考えを持つ人にどう対応するかを話し合ってもらいます。話し合いの一助として,生徒たちに次の質問のコピーを配るか,見せるようにします。

  • 結婚と家族の重要性についてこのような考え方をする人の視野を狭めているのは,どんな思い込みでしょうか。

  • 神の救いの計画という視点から結婚と家族について理解するようになると,その人の考え方はどう変わるでしょうか。

  • 結婚と家族を永遠の観点から見られるようその人を助けるために,どのような教義や聖文,預言者の教えを伝えればよいでしょうか。

十分な時間を取った後,話し合ったことを何人かの生徒に発表してもらいます。

このレッスンで見いだした真理について証を述べて,レッスンを終えます。

次回に向けて

レッスンの最後に,主が預言者ジョセフ・スミスに多妻結婚の教義についても啓示しておられることを生徒に伝えます。第22課の準備資料をよく読んで,初期の聖徒たちがなぜ多妻結婚を実践したのかについて話し合う準備をしてくるよう,生徒たちに伝えます。