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付録:配付資料


「付録:配付資料」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』(2023年)

「配付資料」『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』

付録

配付資料

第2課

「生けるキリスト」における現代のためのメッセージ

「生けるキリスト」における現代のためのメッセージ

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第2課

十二使徒定員会のロバート・D・ヘイルズ長老(1932-2017年)は,次のように教えています:

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ロバート・D・ヘイルズ長老

「『生けるキリスト—使徒たちの証』は,わたしたちにそれが最も必要になるときよりも前に用意されたのです。」(「総大会—信仰と証を強める『リアホナ』2013年11月号,7)

生けるキリスト」を読み返し,現代で最も必要とされていると感じるメッセージを探してください。見つけたことを学習パートナーに分かち合う準備をしておきましょう。

第2課

もっとイエス・キリストについて語る

もっとイエス・キリストについて語る

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第2課

十二使徒定員会のニール・L・アンダーセン長老は,次のように述べています:

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ニール・L・アンダーセン長老

「イエス・キリストについて語られることが少なくなっている世界で,キリストについて大いに語ろうではありませんか。イエスの弟子としてのわたしたちのほんとうの人格が分かってくると,周囲の多くは話を聞きたがるでしょう。」(「キリストのことを話す『リアホナ』2020年11月号,90)

生けるキリスト」を読み返し,イエス・キリストについて語られることが少なくなっている世界において,特に分かち合うことが重要だと思われるメッセージを探してください。見つけたことを学習パートナーに分かち合う準備をしておきましょう。

第4課

モーセは創造に関する重要な真理を学んだ

モーセは創造に関する重要な真理を学んだ

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第4課

以下のシナリオを読んでください:

  • グレッチェンは科学が大好きです。勉強することで,自然界がどのような仕組みになっているのか多くを学んだものの,なぜこの世が存在するのかについては,納得のいく答えは見つかっていません。また,地球がある目的や,人生の目的について疑問を幾つか抱いています。

  • 地球がなぜ創造されたのかを理解できない人は,どのような困難に直面するでしょうか。

モーセ1:27-39を一緒に読み,創造に対するグレッチェンの見方を豊かにできるような真理を見つけてください。その後,グループの各メンバーに,以下の黒丸の中から一つずつ選んでもらい,数分間で答えを用意してもらいます。その後,それぞれの考えをグループに分かち合ってもらいます。

  • 創造から,創造主の性質についてどのようなことが学べるでしょうか。イエス・キリストが万物を創造されたという知識は,イエス・キリストを信じるあなたの信仰に,どのような影響を与えていますか。

  • 「わたしたちこそ神が宇宙を創造された理由である」と考えるとき,どのような思いや気持ちを抱きますか。(準備資料のセクション1にあるディーター・F・ウークトドルフ管長の言葉を読み返すとよいでしょう。)

  • ほかの人々が天の御父の子供としての可能性を発揮できるよう助けるために,あなたはこれまでどのような行動を取ってきましたか,またはどのような行動を取ることができるでしょうか。(グループの参加者に,知っている人のために行うよう促されたと感じたことは何でも記録するように勧めるとよいでしょう。)

  • 科学からどのような知識を得ることができますか。聖文からは,どのような知識を得ることができるでしょうか。なぜ両方の知識が必要なのでしょう。(準備資料のセクション3にあるラッセル・M・ネルソン大管長ダリン・H・オークス管長の言葉を読み返すとよいでしょう。)

第7課

神の正義と愛

神の正義と愛

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第7課

グループでの話し合いを始める前に,以下の話し合いのヒントを一緒に読んでください:

グループでの話し合いを改善する

バランスの取れた参加を心がける。一人か二人の意見だけではなく,グループのメンバー全員から意見を聞くときに最もよく学ぶことができます。社交的でおしゃべりな人は,話し合いを独占したり,ほかの人をさえぎったり,話に割り込んだりすることのないように注意してください。おとなしく口数の少ない人は,ほかの人があなたから学べるよう,勇気を出して発言するようにしてください。自分の意見など重要ではないという思いは捨てましょう。

以下のシナリオを一緒に声に出して読んでください:

ゼーンは神の律法と戒めの重圧に押しつぶされそうな気持ちを感じています。長い間,自分はだめな人間で,いつも期待に応えられていないと感じてきました。進歩のない自分にがっかりし,最近では重大な背罪を何度も繰り返してしまっています。また,御霊を失ってしまったとも感じています。神殿推薦状を持つふさわしさももうありません。誤った選択をしたために,神はまだ自分を愛してくれているのだろうかと疑問に思っています。最近,友人のマイアにこう言いました。「ぼくの人生には価値がないよ。間違いなく神様に見放されてしまったんだ。」マイアはこう答えました。「心配しないで。神は無条件で愛してくださっているのだから,何をしたかにかかわらず救ってくださるわ。イエス・キリストの贖罪はそのためにあるのよ。」

大洪水が起こる前の状況を簡単に復習してください。次に,モーセ7:28-29,32-33,37を復習し,神の不従順な子供たちが苦しむのを神が御覧になるのを見たエノクが,神の性質について学んだことを見つけてください。その後,以下の質問について話し合ってください:

  • これらの聖句に含まれるどの真理が,戒めを破っても天の御父に愛されていることを,ゼーンが理解する助けとなるでしょうか。この知識は,ゼーンが天の御父との関係を改善するうえで,どのような助けとなるでしょうか。(話し合いの一環として,準備資料のセクション1にあるジェフリー・R・ホランド長老の言葉を読むとよいでしょう。)

  • 時に神の怒りや憤りによって表される神の正義は,どのような点で神の愛の証拠となるのでしょうか。(準備資料のセクション1にあるダリン・H・オークス管長の言葉を一緒に読むとよいでしょう。)もし神が公正な御方でなかったとしたら,神に対するわたしたちの信仰はどのように弱まる可能性があるでしょうか。

  • 神の愛に対するマイアの見方は,どのような点で誤解を招く可能性があるでしょうか。(セクション1にあるD・トッド・クリストファーソン長老の言葉を読むと助けになるでしょう。)神の愛について説明するもっと良い方法として,どのようなものがあるでしょうか。これまでどのような方法で神の愛を感じてきましたか。

第9課

神が御自身を低くされること

神が御自身を低くされること

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第9課

以下の読書課題をグループ内で分担して読んでください。読みながら,主がどのように自ら進んで高い地位から低い地位に身を落とされたのかを見つけてください:

  1. アブラハム3:24-25,27ピリピ2:7-8

  2. 1ニーファイ11:14-22

  3. 1ニーファイ11:26-27,31-33

  4. 準備資料のセクション2にあるタッド・R・カリスター会長およびD・トッド・クリストファーソン長老の言葉と,元中央扶助協会諮問評議会会員のウェンディー・ウルリヒ姉妹の以下の言葉:

「〔救い主は〕死すべき肉体を持つ無力な赤ん坊としてお生まれになり,不完全な〔両親〕に育てられたのです。歩き方や話し方,働き方,人とうまくやっていく方法を学ばれなければなりませんでした。空腹も疲れも経験されました。人間的な感情を抱くこともおできになり,病気になり,苦しみ,血を流し,亡くなられました。」(「弱さは罪ではない『リアホナ』2015年4月号,23)

その後,一緒に以下の質問について話し合ってください:

  • これらの読書課題から,イエス・キリストが御自身を低くされることについてどのようなことを学べますか。

  • イエス・キリストが御自身を低くされたことから,救い主と天の御父のわたしたちに対する愛についてどのようなことが分かりますか。御二方の皆さんへの愛は,皆さんの御二方への愛にどのような影響を及ぼしますか。

第10課

神に勝利を

神に勝利を

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第10課

これからの数分間で,神の御心に従うことに関する短い意見を準備してもらいます。各自の意見には,聖文から,あるいは自分や自分の知っている人の人生から選んだ,従順に関する例を含めるべきです。その例を生活にどのように当てはめられるかを意見に含めてもよいでしょう。準備する際には,以下のリソースのいずれかを利用するとよいでしょう:

第16課

イエス・キリストはわたしたちを救うために苦しまれた

イエス・キリストはわたしたちを救うために苦しまれた

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第16課

以下の質問に目を通し,グループで最も話し合いたい質問に重点的に取り組んでください:

  1. 自分のために苦しまれた救い主について思いをはせるとき,救い主に対してどのような思いや気持ちを抱きますか。主が進んで苦しみを負われたことから,主についてどのようなことが分かるでしょうか。(1ニーファイ19:9を読むとよいでしょう。)

  2. 救い主が十字架上で苦しまれていたときに,天の御父が御自分の霊を退けられたのはなぜでしょうか。(マルコ15:34と準備資料のセクション2にあるジェフリー・R・ホランド長老の言葉を復習するとよいでしょう。)孤独を感じるときや,忘れられた,見捨てられたと感じるとき,主の十字架上での経験を思い起こすことは,どのような助けとなるでしょうか。

  3. 自分の価値を疑ってしまったとき,主の贖罪に対する証は,どのような助けとなるでしょうか。(教義と聖約18:10-11を復習するとよいでしょう。)イエス・キリストとその贖罪に焦点を合わせることは,自分の可能性や将来に対する見方にどのような影響を与えるでしょうか。

  4. 悔い改めることを選ぶとき,自分自身と救い主にどのようなメッセージを送っているでしょうか。わたしたちが悔い改めるとき,主が喜びを感じておられるのはなぜでしょうか(教義と聖約18:13参照)。

  5. 主の贖罪が現実のものであるという確信が持てない人がいたら,その証を得るためにその人は何をすればよいでしょうか。

第21課

彼に聞きなさい

彼に聞きなさい!

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第21課

救い主の声を自分がどのように聞いているかを説明する,短い動画を作る機会を与えられたと想像してみてください。「どのように主の声を聞くか」という問いかけに対して伝えたい事柄の,簡単な概要を書き出してください。以下の質問は,概要を作成する際に助けになるでしょう:

  • 主が自分にどのように語られるかをもっとよく理解するうえで,どのような経験が助けになりましたか。

  • 準備資料のセクション2にあるラッセル・M・ネルソン大管長ミッシェル・D・クレーグ姉妹の言葉から,どのような考えを取り入れますか。

  • 自分の考えや気持ちを,ほかの人に分かりやすく伝えるには,どうすればよいでしょうか。

クラスで分かち合えるように,概要を基に(1,2段落の)簡単なメッセージを作成してください。

代替案として,救い主の声を聞く能力を高めるためにしたいことについて深く考え,それを記録してもよいでしょう。

第23課

思慮の浅いおとめ

思慮の浅いおとめ

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第23課

  1. 以下の質問について話し合ってください:

    • このたとえにおいて,あかりと油は何を表しているでしょうか。(教義と聖約45:56-57と準備資料のセクション2にあるラッセル・M・ネルソン大管長の言葉を読み返すとよいでしょう。)

    • 「花婿の来るのがおくれたので」(マタイ25:5)と「夜中に……呼ぶ声がした」(6節)という言葉は,どのようなことを表しているでしょうか。

    • おとめたちのうち,5人が「思慮の浅い者」と表現されているのはなぜでしょうか。(「わたしはあなたがたを知らない」〔12節〕および「あなたがたわたしを知らない」〔ジョセフ・スミス訳マタイ25:11(ジョセフ・スミス訳マタイ25:12〔英文〕から和訳)〕という言葉から,これらのおとめたちの備えについてどのようなことが分かるかを話し合うとよいでしょう。)

  2. 教会員であるわたしたちが,思慮の浅いおとめのようになる選択をする可能性があることとしてどのようなものがあるのか,よくある例を一つか二つ考えてください。思慮深いおとめについて話し合ったグループに,見つけた例を分かち合う準備をしておきましょう。

第23課

思慮深いおとめ

思慮深いおとめ

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第23課

  1. 以下の質問について話し合ってください:

    • このたとえにおいて,あかりと油は何を表しているでしょうか。(教義と聖約45:56-57と準備資料のセクション2にあるラッセル・M・ネルソン大管長の言葉を読み返すとよいでしょう。)

    • おとめたちのうち,5人が「思慮深い者」と表現されているのはなぜでしょうか。

    • 思慮深いおとめたちが思慮の浅いおとめたちに油を分け与えなかったのはなぜでしょうか。

  2. 再臨に備えるに当たって,教会員であるわたしたちは,どのようにしたら思慮深いおとめのようになる選択ができるのか,例を一つか二つ考えてください。思慮の浅いおとめについて話し合ったグループに,見つけた例を分かち合う準備をしておきましょう。

第24課

イエス・キリストは「公平な審判者」であられる(2テモテ4:8

イエス・キリストは「公平な審判者」であられる(2テモテ4:8

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第24課

詩篇9:896:11-13を声に出して読んでください。次に,グループの参加者一人一人に,救い主の生涯から見つけた,イエス・キリストが義をもってすべての人を裁かれることを表している特質を分かち合ってもらいます。特質を分かち合いながら,以下の質問について話し合うとよいでしょう:

  • この特質は,イエス・キリストがわたしたちを裁かれる方法にどのような影響を及ぼすでしょうか。

  • この特質は,救い主が自分の裁き主としてふさわしい御方であるという信頼をどのように高めてくれるでしょうか。

具体的な特質を幾つか挙げてから,あらゆる人間の裁判官と比べて,イエス・キリストはどのように異なっているかを話し合ってください。(準備資料のセクション1にあるダリン・H・オークス管長リチャード・G・スコット長老の言葉を読み返すとよいでしょう。)救い主がわたしたちの裁き主として,これらの特質をすべて備えておられることがなぜ重要なのかを,話し合ってもよいでしょう。

第25課

弟子としての自己評価表

弟子としての自己評価表

『イエス・キリストとその永遠の福音 教師用資料』—第25課

それぞれの文章についてよく考え,次の尺度を使って自分を評価してみましょう:1 = まったくそう思わない,2 = あまりそう思わない,3 = どちらとも言えない,4 = ややそう思う,5 = とてもそう思う。

  1. わたしはイエス・キリストの弟子となるよう心から努力している。

  2. わたしは毎日救い主の戒めを守るよう努めている。

  3. わたしはイエス・キリストのように,周りの人々を愛し,仕えるよう努めている。

  4. わたしは救い主に従うために,この世的な望みを犠牲にするよう努めている。